こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は買取価格が高いエラー10円切手について記載していきたいと思います。戦後の10円切手で価値が高いものとしては1次新昭和切手10円、第2次新昭和切手10円、第3次新昭和切手10円などが有名ですが1955年以降に発行された10円切手については価値が高いものはほとんどありません。
しかし、今回取り上げるエラー切手については比較的新しい切手ですが価値が高く、高価買取が期待できます。
3次動植物国宝図案切手10円
昭和36年(1961年)4月1日に発行された3次動植物国宝図案切手10円(第2次円単位10円切手とも呼ばれる)はこちらの記事で掲載している通り通常切手の価値は乏しいですがエラー切手になると価値が高くなります。
画像は目打ちエラーで、大きく目打ちがズレているのが判ります。価値は高く、1枚当たり2〜3万円程度で市場にて取引される事があるため1万円を超える買取も期待できます。
陸中海岸国立公園10円切手
画像は陸中海岸国立公園郵便切手の目打ちエラーです。通常は「陸中海岸国立公園郵便切手の価値」で掲載している通りの目打ちですが、画像のエラー切手では目打ちがズレています。
国立公園切手でもこの年代になると価値は低く、通常切手の買取価格は額面程度と高くありません。しかしエラーになると価値が上がり数万円での買取も期待できます。
その他のエラー10円切手
国際スポーツ大会10円切手
画像は「1963年発行の記念切手」で紹介している東京国際スポーツ大会10円切手の20面シートの一部です。通常は価値が低く、買取価格は額面程度ですが画像の品は目打ちが無く、さらに、通常あるはずの東京国際スポーツ大会の文言が入っていません。大変珍しいエラー切手のシートで2015年に市場に登場し、当時、約59万円で取引されています。
知床国立公園切手
第2次国立公園シリーズの知床国立公園切手10円では目打ちエラーが何点か発見されています。通常切手の場合、買取価格は額面程度ですがエラーになると市場では1枚2.5万円〜4万円程度で取引され、状態が良ければ1〜3万円前後での買取も期待できます。
10円エラー切手まとめ
いかがだったでしょうか?通常は価値が高くない、戦後発行された10円切手でもエラーになると価値が上がり数万円からの高価買取が期待できます。今回の記事が古切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。