こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1954年〜1956年にかけて発行された第1次国立公園切手シリーズの価値と買取相場について記載していきたいと思います。

上信越高原国立公園切手の価値

上信越高原国立公園切手

1954年6月25日に発行された日本郵便 上信越高原国立公園切手です。額面は「5円(発行枚数400万枚)・10円(発行枚数400万枚)」図案は「浅間山(5円)・谷川岳(10円)」カタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 400円
使用済み 150円
20面シート 0.9万円
詳細 価格
未使用 900円
使用済み 300円
20面シート 2万円

秩父多摩国立公園切手の価値

秩父多摩5円切手秩父多摩10円切手

1955年3月1日に発行された日本郵便 秩父多摩国立公園切手です。額面は「5円(発行枚数400万枚)・10円(発行枚数400万枚)」図案は「奥多摩渓流(5円)・奥秩父連山(10円)」カタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 250円
使用済み 150円
20面シート 0.6万円
詳細 価格
未使用 300円
使用済み 250円
20面シート 0.7万円

陸中海岸国立公園郵便切手の価値

陸中海岸国立公園郵便切手陸中海岸国立公園郵便切手

1955年9月30日に発行された陸中海岸国立公園切手です。額面は「5円(発行枚数400万枚)・10円(発行枚数400万枚)」図案は「北山崎(5円)・浄土ヶ浜(10円)」カタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 250円
使用済み 130円
20面シート 0.6万円
詳細 価格
未使用 300円
使用済み 250円
20面シート 0.7万円

西海国立公園郵便切手の価値

西海国立公園郵便切手

1956年10月1日に発行された西海国立公園切手です。額面は「5円(発行枚数400万枚)・10円(発行枚数400万枚)」図案は「大瀬崎(5円)・九十九島(10円)」カタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 100円
使用済み 80円
20面シート 0.2万円
詳細 価格
未使用 150円
使用済み 120円
20面シート 0.3万円

切手の価値記念切手普通切手でも同様ですが1950年代半ばを過ぎて発行された切手についてはエラーなどを除くと骨董としての価値は殆どありません。この年代の切手は画像のような大蔵省印刷局製造の銘版が付いたものでも買取価格は100円以下のケースが殆どです。

業者による買取価格

実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格よりも安くなっており、業者による買い取り価格はカタログ価格の1/6〜1/3程度の価格帯が相場です。価値が高いものは少ないですが一部のFDC(初日カバー)などで高価買取が期待できます。

お客様1

価値の高いFDC(初日カバー)

画像は元郵政切手原画家清水隆志氏肉筆のFDCです(切手は西海国立公園切手)。2017年に販売され当時、約9000円で取引されています。このような希少なFDCは高価買取が期待できます。

 

初日カバー

川瀬巴水画のFDC

画像は川瀬巴水画・渡辺木版のFDC(初日カバー)です。切手は陸中海岸5円切手の田型が貼られており、消印は東京欧文活印と東京中央和活印。川瀬巴水氏の版画は欧米などでも相変わらず人気が高いです。画像の品は2017年に5万円で取引されており、業者による買取価格も数万円〜4万円程度が期待できます。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。