こんにちは切手の買取り売却査定ナビです。今回は1952年に発行された中部山岳国立公園切手の価値と買取相場について記載していきたいと思います。中部山岳国立公園切手では10円切手が最も価値が高く、高価買取が期待できます。

中部山岳国立公園切手の価値

中部山岳国立公園切手5円・10円中部山岳国立公園切手

1952年7月5日に発行された日本郵便 中部山岳国立公園切手です。額面は「5円(発行枚数300万枚)・10円(発行枚数300万枚)・14円(発行枚数100万枚)・24円(発行枚数100万枚)」図案は「槍ヶ岳(5円)・黒部渓谷(10円)・白馬岳(14円)・乗鞍岳(24円)」カタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 1000円
使用済み 200円
20面シート 2.5万円
詳細 価格
未使用 5000円
使用済み 800円
20面シート 11万円
詳細 価格
未使用 1200円
使用済み 1000円
20面シート 2.5万円
詳細 価格
未使用 2500円
使用済み 1500円
20面シート 6万円
切手の特徴中部山岳国立公園切手から銭単位がなくなり、円単位のみとなりました。また、2円額面と8円額面がそれぞれ5円と10円に値上げされ、少額額面ではこれまでの国立公園シリーズでは描かれなかった人物像が図案の中に描かれるようになりました。

業者による買取価格

実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格よりも安くなっており、業者による買い取り価格はカタログ価格の1/6〜1/3程度の価格帯が相場です。価値がもっとも高いのは「黒部渓谷10円切手」で20面シートは下記のような金額で取引されております。

実勢価格 買取相場
1.5〜5.4万円 1〜4万円

その他、価値が高いものとしては「小型シート」「一部の使用済み切手」「一部の初日カバー(FDC)」「エラー切手」などがあり、1万円を超える買取価格になる使用済み切手も多数存在します。

みほん切手

みほん切手の価値

中部山岳国立公園のみほん切手はあまり価値が高くありません。郵政省から発行された画像のような小型シートの見本切手(みほん切手)が存在しますが市場で取引される価格は2000〜3000円、買取価格は1000円〜1500円が相場です。

 

初日カバー

渡辺木版・川瀬巴水のFDC

画像は川瀬巴水・渡辺版 初日カバーです。価値・人気ともに高くなっており、2014年に販売され市場にて約16万円で取引されています(状態や消印によって価値が異なります)。このような希少なFDC(初日カバー)は高価買取が期待できます。

 

使用済み切手

価値の高い使用済み切手

画像は珍しい選挙機械印で消印された槍ヶ岳5円切手です。インクが滲みているなど状態はあまり良くありませんが、2016年に約5000円で取引されました。このように使用済み切手の一部では価値が高くなっていますので下記のような専門家に査定(鑑定)してもらうことをお勧めします。今回の記事が古切手の換金や売却の参考になりましたら幸いです。