こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1966年〜1967年にかけて発行された記念切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。この年代の古切手になると価値が高いものは少なく、額面前後での買取になるものが殆どです。

1966年発行の記念切手一覧

国際工業所有権保護協会東京総会記念・国立劇場開場記念・がん征圧運動記念

1966年(昭和41年)の記念切手一覧
「国際工業所有権保護協会東京総会記念40円」 「ユネスコ創立20周年記念15円切手」
「第11回太平洋学術会議記念15円切手」 「天草架橋完成記念15円切手」
「簡易保険創業50周年記念15円切手」 「日本郵便 国際文通週間50円切手」
「がん征圧運動7+3円切手」 「がん征圧運動15+5円切手」
「第21回国民体育大会記念7円切手」 「国立劇場開場記念15円切手」
「国立劇場開場記念25円切手」 「国立劇場開場記念50円切手」
「国際米殻年・農業祭記念15円切手」

1966年に発行された記念切手は上記の通りです。これまでとの大きな違いとしては、今まで10円額面だった大半の記念切手は15円額面へと変更になりました。

また、がん征圧運動記念切手は寄付金(募金)付き切手となっており「+3円」「+5円」の寄付金が上乗せされた金額で販売されました。

歴史的な価値はありますが骨董としての価値は無く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格=10円〜50円程度、20面(枚)シートの買取価格=200円〜500円程度です。エラー切手・見本切手(みほん切手)などを除くとほぼ全ての切手で額面以下での買取となります。

1967年発行の記念切手一覧

1967年発行の記念切手

1967年(昭和42年)の記念切手一覧
「国際商業衛星通信開始記念15円切手」 「世界一周航空路線開設記念15円切手」
「日本近代文学館開館記念15円切手」 「第5回国際港湾協会総会記念50円切手」
「民生委員制度50周年記念15円切手」 「日本郵便 交通安全15円切手」
「第7回国際生化学会議記念15円切手」 「ユニバーシアード東京大会記念15円切手」
「ユニバーシアード東京大会記念50円切手」 「日本郵便 国際観光年15円切手」
「日本郵便 国際観光年50円切手」 「国際文通週間50円切手」
「第22回国民体育大会記念15円切手」 「第13回国際道路会議記念50円切手」

1967年発行の記念切手では「一部の使用済み」「みほん切手」「エラー切手」で価値が高いものが存在しますが、通常のバラ切手(未使用・使用済み)やシートでは額面以下での買取となる事がほとんどです。

これまでとの大きな違いとしては今まで、2種連刷だった国体記念切手(国民体育大会記念切手)が下記のように1枚印刷となりました。

第22回国体記念15円切手

第22回国民体育大会記念15円切手

1967年10月22日に発行された第22回国民体育大会記念15円切手です。図案は選手とさくらそう、発行枚数は1800万枚、未使用やシートなどほとんど全てのタイプで額面以下での買取となっていますが、他の切手と同様に使用済みの一部で骨董としての価値があります。具体的には「発行年の欧文 TOKYO 満月印」の使用済みバラ切手が2015年に1000円を超える金額で取引された事があります。

記念切手まとめ

昭和中期以降のバラ切手は価値が低いものが殆どですが、一部のエラー切手・使用済み切手などでお宝プレミアム切手が存在します。

実際、私の友人が買取業者に査定してもらった時に価値のないと思っていた使用済み切手が思いもよらぬ高額査定になった事があります。そのため、古切手の売却を検討中でしたら、初めに専門家に査定(鑑定)してもらうことをオススメします。