こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は帝国議会議事堂完成を記念して発行された議事堂竣工記念切手 全4種「議事堂全景1銭5厘・皇室用階段3銭・皇室用階段6銭・議事堂全景10銭」の価値と買い取り相場について記載して行きたいと思います。

帝国議会議事堂竣工記念切手 1銭5厘と10銭の価値

帝国議会議事堂竣工記念切手 1銭5厘と10銭

1936年11月7日(昭和11年11月7日)に発行された議事堂竣工記念 10銭切手(発行枚数39.1万枚)と1銭5厘切手(発行枚数529万枚)です。図案は菊花紋章の下に「帝国議会議事堂(国会議事堂)」が描かれたデザインが採用されています。

カタログ価格

種類 未使用 使用済み 50枚シート
1銭5厘 600円 400円 3.5万円
10銭 3800円 2200円 23万円

カタログ価格は上記の通りとなっており、発行枚数の少ない10銭切手の方が価値が高いです。実勢価格(実際に市場で取引される値段)は下記の通りで、カタログ価格の1/4〜1/2程度の金額で市場では取引されています。そのため、10銭シートの買い取り価格は「3万円〜8万円」だと思います。

実勢価格(2017年〜2018年)

古切手詳細 取引価格
10銭 シート 4〜12万円
1銭5厘 シート 0.5〜1.7万円
使用済み切手

使用済み切手で価値が高いもの

使用済み切手で価値が高いのは画像のような「欧文ローラー OSAKA」の消印があるものや「欧文櫛型印 SHIMONOSEKI 1936.12.8」の消印があるものです。相続などで使用済み切手が見つかった場合、価値がわかりにくいので専門家に査定・鑑定してもらうと良いでしょう！

帝国議会議事堂竣工記念切手 3銭と6銭の価値

帝国議会議事堂竣工記念切手 3銭と6銭

1936年11月7日(昭和11年11月7日)に発行された議事堂竣工記念 3銭切手(発行枚数432万枚)と6銭切手(発行枚数58.1万枚)です。図案は菊花紋章の下に「皇室用階段」が描かれたデザインが採用されています。

カタログ価格

種類 未使用 使用済み 50枚シート
3銭 700円 500円 4万円
6銭 1600円 1400円 10万円

カタログ価格は上記の通りとなっており、実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格の1/4〜1/2となっています。状態にもよりますが3銭シートの実践価格は2万円〜3.5万円となっており買取価格の相場は1万円〜2万円となっています。

実際に友人が状態の良い3銭シートを買取業者に査定してもらったところ査定価格は「1.7万円」でした。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。