こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1940年(昭和15年)に発行された紀元2600年記念切手の価値と買取相場について記載していきたいと思います。

紀元2600年記念切手の価値

紀元2600年記念切手2銭と10銭紀元2600年記念切手4銭と20銭

1940年2月11日(2銭・10銭)と1940年11月10日(4銭・20銭)に発行された大日本帝国郵便 紀元二千六百年記念切手です。図案は2銭が金鵄(きんし)、10銭が鮎と厳瓶(いつべ)、4銭が高千穂の峰、20銭が橿原神宮(かしはらじんぐう)です。

2銭と10銭が日本書紀に関する題材となっており、価値が最も高いのは10銭、印刷色はそれぞれオレンジ色、赤色、緑色、青色となっています。

種類 未使用 使用済み 50枚シート
2銭(貳銭) 250円 250円 1.5万円
4銭(四銭) 120円 120円 0.6万円
10銭(拾銭) 1500円 1500円 9万円
20銭(貳拾銭) 450円 450円 2.5万円

紀元2600年記念切手の実勢価格と買取相場

👉「買取価格=実勢価格×仕入掛け率」

紀元2600年記念切手の実勢価格(実際に市場で取引された値段)は下記の通りです(ここ5年の売買データから抽出)。古切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格(買取価格)となり、掛け率は希少切手ほど高くなります。

古切手の詳細 実勢価格
2銭 バラ未使用 数十〜数百円
4銭 バラ未使用 数十〜百円
10銭 バラ未使用 数十〜千円
20銭 バラ未使用 数十〜数百円

バラの未使用については10銭切手が唯一、1000円程度で取引される事がありますが他については価値が低く、買取価格は100円以下になるのが大半です。価値が高いものは下記の通りで一部のFDCは高額買取が期待できます。

FDC

価値の高いFDCと買取相場

FDC(初日カバー)では画像のようなカールルイス肉筆カシェ(ルイスカバー)の人気が高く7〜20万円程度で取引されています。このような希少性の高い初日カバーは実勢価格の7〜9割程度での買取になる事が一般的です。FDCはルイスカバー以外でも5万円前後の価値があるものも存在しますので専門家に査定してもらうことをお勧めします。

 

みほん切手

みほん切手

配布枚数200枚のため市場に出てくることはほとんどありませんが。紀元2600年記念切手では見本(みほん)切手が存在します。みほん切手は記録の上では2銭と10銭も存在しますが昭和15年11月10日発行の4銭と20銭しか見たことはありません。

4銭、20銭共に実勢価格は1〜2万円となっており少なくとも5000円以上での買取が期待できます。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。