こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は第一回・第二回国勢調査記念切手の価値と換金相場について記載して行きたいと思います。どちらも戦前発行の記念切手となっておりシートは価値が高いです。
第1回国勢調査記念切手の価値
大正9年9月25日(1920年9月25日)に発行された大日本帝国郵便 第一回国勢調査記念3銭切手(発行枚数568万枚)と1銭5厘切手(発行枚数545万枚)です。
切手左面には「第一回」「国勢調査記念」「大正九年十月一日」、右面には「大日本帝国郵便」と「額面(三銭と一銭五厘)」が書かれており図案は「戸籍をみる国司」と「菊花紋章」です。カタログ価格は下記の通りでシートは希少価値が高いです。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 100枚シート |
---|---|---|---|
1銭5厘 | 2500円 | 1400円 | 30万円 |
3銭 | 3000円 | 1400円 | 35万円 |
第2回国勢調査記念切手の価値
昭和5年9月25日(1930年9月25日)に発行された日本郵便 第二回国勢調査記念3銭切手(発行枚数283万枚)と1銭5厘切手(発行枚数282万枚)です。
図案は日本地図となっており下部に昭和五年十月一日と書かれています。また、第一回国勢調査記念切手では額面表記に大字(だいじ)が使われていませんでしたが第二回国勢調査記念切手では大字が使われ、それぞれ「参銭」「壹銭五厘」と額面が表記されています。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 100枚シート |
---|---|---|---|
1銭5厘 | 1000円 | 450円 | 12万円 |
3銭 | 1100円 | 550円 | 13万円 |
第二回国勢調査とは
2回目の大規模調査である第二回国勢調査は昭和5年10月1日に実施されました。特色としては、従来あいまいであった産業と職業の概念が初めて区分され、また、従業の場所が調査され、従業地による人口、いわゆる昼間人口が集計されました。
実勢価格と買取相場
国勢調査切手の実勢価格(実際に市場で取引された値段)は下記の通りです。古切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格(買取価格)となり、掛け率は希少切手ほど高くなります。
切手の詳細 | 取引価格 |
---|---|
第1回国勢調査 1銭5厘 100枚シート | 15万円 |
第1回国勢調査 3銭 100枚シート | 15万円 |
第2回国勢調査 1銭5厘 100枚シート | 4.3〜10万円 |
第2回国勢調査 3銭 100枚シート | 7〜11万円 |
価値の高いシートの取引相場は上記の通りとなっており高額買取が期待できます。また、バラ切手の実勢価格は第1回国勢調査で「数百円〜2000円程度」、第2回国勢調査が「数十円〜500円程度」となっており買取価格は状態にもよりますが「数十円〜1000円程度」の事が多いです。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。