こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は赤十字条約成立75年記念切手の価値と買取相場について記載していきたいと思います。

赤十字条約成立75年記念切手の価値

赤十字条約成立75年記念切手

1939年11月15日(昭和14年11月15日)に発行された大日本帝国郵便 赤十字条約成立75年記念切手です。図案は2銭(発行枚数222万枚)と4銭(発行枚数29万枚)が「地球と赤十字」、4銭(発行枚数224万枚)と20銭(発行枚数29万枚)が「佐野常民」となっています。

4銭切手と20銭切手に描かれている佐野常民は日本赤十字社の創立者で「日本のアンリデュナン」と呼ばれている人物です。印刷色は茶色、緑色、赤色、青色。どの額面の切手にも赤十字と菊花紋章が描かれています。

種類 未使用 使用済み 50枚シート
2銭(貳銭) 300円 300円 1.6万円
4銭(四銭) 500円 500円 3万円
10銭(拾銭) 3200円 3200円 18万円
20銭(貳拾銭) 3500円 3200円 20万円

赤十字条約成立75年記念切手の買取価格

赤十字条約成立記念切手では発行枚数の多い2銭や4銭については価値が低く、バラ切手の場合、数十円〜数百円程度の買取価格となっています。

10銭や20銭については発行枚数29万枚と少ないことから希少性があり、買取価格は300円〜1500円程度と状態が良ければ1000円を超える買取が期待できます。その他のシートや切手で価値が高いものは下記の通りです。

10銭切手のシート

シートの価値と買取相場

10銭切手や20銭切手のシートは価値が高く、状態が良いものだと8〜13万円程度で取引されています。業者による買取価格は市場で取引される金額(実勢価格)に対して掛け率6〜8割が相場となっており、10万円で市場で取引されるシートの場合、6万円〜8万円での買取が期待できます。

 

みほん切手

みほん切手の価値と買取相場

見本(みほん)切手は現存数が少ないため、市場に出回ることは稀です。私が知っている高額取引としては、みほん切手の4種セットが2015年に約7.2万円で取引されたことがあります。このようなみほん切手のセットは人気が高く高額査定が期待できます。今回の記事が古切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。