こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は戦後の1950年(昭和25年)1月10日に発行された「キジ航空切手」の価値と相場について記載して行きたいと思います。
目打:櫛型13×13.5、印面:39.5×22.5mm、裏糊:無色透明糊となっており全体的に価値は高額となっております。
16.00円 きじ 航空切手の価値
1950年に発行された「きじ 航空切手」です。発行枚数50万枚、表面には「キジ」「日本郵便」「AIR MAIL」「16.00」と記載があり、カタログ価格や実勢価格(市場で実際に取引される価格)は下記のようになっております。
カタログ価格
未使用 | 使用済み | 見本(みほん) | 印刷庁製造の銘付 | 50枚シート |
---|---|---|---|---|
0.5〜0.7万円 | 0.4〜0.45万円 | 0.5万円 | 0.9万円 | 38万円 |
実勢価格
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
東京都 | 2018年 | 未使用 (状態 極美品+) | 2700円 |
大阪府 | 2017年 | 未使用 (状態 極美品) | 2300円 |
千葉県 | 2016年 | 未使用 (状態 極美品) | 1800円 |
埼玉県 | 2015年 | 未使用 (状態 美品+) | 1000円 |
なお、下の画像のような印刷庁製造の銘が入った50枚シートになると価値が高く7万円〜17万円程度(状態による)で市場にて取引されております。
34.00円 きじ 航空切手の価値
1950年に発行された「きじ 航空切手」です。発行枚数100万枚、上記は状態が極美品+となっており裏面の糊ツヤは十分、全体に光り輝き、ノーヒンジの品です。カタログ価格や市場での取引価格は下記の通りです。
カタログ価格
未使用 | 使用済み | 見本(みほん) | 印刷庁製造の銘付 | 50枚シート |
---|---|---|---|---|
1〜1.1万円 | 0.4万円 | 0.5万円 | 1.5万円 | 55万円 |
実勢価格
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
静岡県 | 2018年 | 未使用(状態 極美品+) | 5500円 |
東京都 | 2017年 | 未使用(状態 極美品) | 4500円 |
京都府 | 2016年 | 未使用(状態 美品+) | 3000円 |
なお、こちらの「きじ34円切手」でも50枚シートは希少で1シート18万円〜25万円が相場となっております(残念ながらカタログ価格に比べると取引価格は低額です)。
59.00円 きじ 航空切手の価値
1950年に発行された「きじ 航空切手59円」です。1951年10月より再販されたものは白紙が使われており、印刷庁製造の銘の「庁」の字が若干異なります。
発行枚数は灰白紙が100万枚、白紙が50万枚となっており、34円に比べ額面は大きいですが1枚あたりの実勢価格は下記のように大きな違いがありません。
カタログ価格
未使用 | 使用済み | 見本(みほん) | 印刷庁製造の銘付 | 50枚シート |
---|---|---|---|---|
1.5〜1.7万円 | 0.28〜0.3万円 | 0.3〜0.5万円 | 2.2〜2.4万円 | 100万円 |
実勢価格
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
千葉県 | 2018年 | 未使用(状態 極美品+) | 6800円 |
神奈川県 | 2017年 | 未使用(状態 極美品+) | 5500円 |
宮城県 | 2017年 | 未使用(状態 極美品) | 4500円 |
しかし、 銘付き50枚シートになると現存数が少なく、カタログ価格の半値(50万円前後)の金額で市場にて取引されることがあります。
103.00円 きじ 航空切手の価値
1950年に発行された「きじ 航空切手」です。発行枚数80万枚、1枚あたりの実勢価格は34円、59円とあまり変わらず下記のようになっております。
カタログ価格
未使用 | 使用済み | 見本(みほん) | 印刷庁製造の銘付 | 50枚シート |
---|---|---|---|---|
1〜1.2万円 | 0.35〜0.5万円 | 0.5万円 | 1.6万円 | 65万円 |
実勢価格
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
茨城県 | 2018年 | 未使用(状態 極美品+) | 6000円 |
東京都 | 2017年 | 未使用(状態 極美品) | 4500円 |
長野県 | 2017年 | 未使用(状態 極美品) | 3500円 |
50枚シートは価値が高く25万円前後の金額で市場にて取引されます。また、みほん切手は取引数が少ないので相場がわかりにくいですが2010年に1800円で取引されたことがあります。
144.00円 きじ 航空切手の価値
1950年に発行された「きじ 航空切手」です。発行枚数80万枚、きじ航空切手(air mail)の中で最高額面となっており、市場での取引価格(実勢価格)やカタログ価格は下記の通りです。
カタログ価格
未使用 | 使用済み | 見本(みほん) | 印刷庁製造の銘付 | 50枚シート |
---|---|---|---|---|
1.1〜1.4万円 | 0.45〜0.5万円 | 0.5万円 | 1.8万円 | 75万円 |
実勢価格
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
愛知県 | 2018年 | 未使用(状態 極美品+) | 6000円 |
群馬県 | 2018年 | 未使用(状態 極美品) | 5000円 |
大阪府 | 2017年 | 未使用(状態 極美品) | 4500円 |
なお、こちらにつきましても50枚シートが販売されたことがあり、市場にて25万円前後で取引されています。
きじ切手の価値と相場まとめ
いかがだったでしょうか?きじ航空切手では34円〜144円の額面については1枚あたりの価値はあまり変わらず6000円前後の金額で市場にて取引されています。また、みほん切手については8種類の見本の字体が存在しますが価値に違いはありません。
1シートの場合、価値が非常に高く59円では過去に約50万円で取引されたことがありますので業者による買い取りの場合も高額買取が期待できるでしょう!今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。