こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1986年(昭和61年)から1987年(昭和62年)にかけて発行された昆虫シリーズ切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
図案はウスバキチョウ、アカスジキンカメムシ、ルリボシカミキリなどが採用され、額面は「小型シート」や「ゆうペーン」以外はすべて60円、エラー切手や一部の使用済み切手で価値が高くなっています。
昆虫シリーズ切手一覧
昆虫シリーズ切手一覧 | |
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第1集ウスバキチョウ | アカスジキンカメムシ |
第1集ルリボシカミキリ | ムカシトンボ |
第2集オオクワガタ | キリシマミドリシジミ |
第2集ミヤマアカネ | マイマイカブリ |
第3集ウスバツバメガ | ベッコウチョウトンボ |
第3集エゾゼミ | オガサワラタマムシ |
第4集ミヤマクワガタ | オニヤンマ |
第4集アサギマダラ | ヤンバルテナガコガネ |
第5集キバネツノトンボ | ヒゲコガネ |
第5集コノハチョウ | ミヤマカワトンボ |
1986年7月30日から発行された昆虫シリーズ第1集から第5集は上記の通りです。珍しい昆虫が描かれた美しい切手ですが発行枚数は第1次伝統的工芸品シリーズと同様に各切手1650万組となっており、現存数が多いので骨董品(アンティーク)としての価値は高くありません。
そのため、通常のバラ未使用切手や20面シートの買取価格は「額面の8割〜額面程度」が相場となっています。
小型シートの価値
昆虫シリーズでは画像のような小型シートのが400万組発行されています。銘版は大蔵省印刷局製造、図案は「ウスバキチョウ」「クモマツマキチョウ」「アサギマダラ」「オオムラサキ」となっており、額面は60円と40円から構成されています。市場では額面の200円から350円程度で取引されており、業者による買取価格は額面前後となっています。
ゆうペーンの価値
昆虫シリーズ切手では画像のようなゆうペーン(切手帳)が存在します。切手をはさんだ表紙と中身の切手とで構成され、中身の切手は小型シートで採用された蝶々の切手(「ウスバキチョウ」「クモマツマキチョウ」「アサギマダラ」「オオムラサキ」)となっています。
当時の売価は500円で中身の切手の額面も500円。市場では500円〜600円程度で取引されています。
価値の高い使用済み切手
画像は小型シートやゆうペーンに採用されたオオムラサキ40円切手です。長野輸送局印の満月印(切手の真ん中に押印され、局・支店名や日付などが読める状態の消印)となっており珍しい消印です。そのため、市場では数百円で取引されることもあり、100円を超える買取も期待できます。
昆虫シリーズ切手まとめ
いかがだったでしょうか?通常の未使用切手やシートは額面程度の価値しかありませんが、エラー切手や一部の使用済み切手で買取価格が高くなっており、数百円から数千円の買取が期待できる物も存在します。
そのため、エラー切手の可能性が高い通常と異なる変な切手や綺麗な消印が押された切手、大量の切手シートなどがありましたら専門家に査定してもらうと良いでしょう。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。