こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1951年(昭和26年)〜1953年(昭和28年)にかけて発行された観光地百選シリーズ全20種の価値と相場について記載していきたいと思います。日本観光地百選シリーズは額面以上の価値があるため換金・現金化するのならば買取業者への売却をオススメします。
観光地百選切手 蔵王山8円・24円の価値
1951年(昭和26年)2月15日に発行された蔵王山8円切手と24円切手です。図案は樹氷とスキーヤー、カタログ価格や発行枚数は下記の通りとなっています。
蔵王山8円のカタログ価格(発行枚数500万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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3000円 | 800円 | 7万円 |
蔵王山24円のカタログ価格(発行枚数50万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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4500円 | 2500円 | 11万円 |
実勢価格は「8円の未使用:800円前後」「8円の20面シート:2万円前後」「24円の未使用:1100円前後」「24円の20面シート:3.5〜4万円」となっておりカタログ価格の1/3程度が実際に市場で取引されている値段です。そのため、未使用バラ切手の買い取り価格は200〜600円前後が相場です。
FDCの価値
FDC(意図的に記念品として作られ、切手一種あたり1枚を貼った初日カバー)については画像のようになっており、画像の24円切手の貼られたFDCは市場にて約5000円で取引された事があります。
観光地百選切手 日本平8円・24円の価値
1951年(昭和26年)4月2日に発行された日本郵便 日本平8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が茶づみ、24円が静岡県静岡市の日本平からの富士山、発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
日本平8円のカタログ価格(発行枚数500万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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3000円 | 800円 | 7万円 |
日本平24円のカタログ価格(発行枚数50万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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24000円 | 1000円 | 60万円 |
こちらも2018年現在の実勢価格は平均するとカタログ価格の1/3程度が相場です。ただ、状態が良く刷色が珍しいものだと下記のように価値が高いケースが存在します。
価値が高い日本平24円シート
日本平24円シートは日本平切手の中で最も価値が高い事で有名です。ここ数年はあまり高額な取引はありませんが2011年〜2014年頃は市場にて38〜86万円程で取引されています(画像は86万円で取引されたもの)。銘版は印刷庁製造、シートの枚数は20枚、状態が良ければ高額買い取りが期待できます。
観光地百選切手 箱根温泉8円・24円の価値
1951年(昭和26年)5月25日に発行された日本郵便 箱根温泉8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が神奈川県箱根町の大涌谷、24円が芦ノ湖となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
箱根温泉8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1600円 | 500円 | 4万円 |
箱根温泉24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1600円 | 750円 | 4万円 |
こちらも2018年現在の実勢価格は平均するとカタログ価格の1/3程度となっています。そのため買取相場は「未使用で数百円程度」「20面シートで数千円〜1万円程度」となっております。
観光地百選切手 赤目四十八滝8円・24円の価値
1951年(昭和26年)6月1日に発行された赤目四十八滝 8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が三重県名張市の赤目四十八滝の千手滝、24円が荷担滝(にないだき)となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
赤目四十八滝8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1800円 | 500円 | 4.5万円 |
赤目四十八滝24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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2000円 | 750円 | 5万円 |
観光地百選切手 和歌浦友ヶ島8円・24円の価値
1951年(昭和26年)6月25日に発行された和歌浦友ヶ島 8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が和歌山市和歌浦中の観海閣、24円が沖ノ島野奈浦となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
和歌浦友ヶ島8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1200円 | 500円 | 3万円 |
和歌浦友ヶ島24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1400円 | 750円 | 3.5万円 |
観海閣とは
観海閣とは徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が慶安年間(1648~1652)に木造の水上楼閣として妹背山(いもせやま)の海辺に建立したもので、ここから名草山にある紀三井寺を遥拝したと伝えられています。現在の建物は昭和36年に第二室戸台風で流出後、コンクリートで再建されたものです。私も観光した事がありますが朝・夕の眺めが美しく時間が止まっているような気さえします。
観光地百選切手 宇治川8円・24円の価値
1951年(昭和26年)8月1日に発行された宇治川 8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が宇治川ライン、24円が京都府宇治市の宇治橋となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
宇治川8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1400円 | 500円 | 3万円 |
宇治川24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1400円 | 750円 | 3万円 |
実勢価格(実際に市場で取引される値段)は「未使用:500円前後」となっています。また、FDC(初日カバー)はUJI RIVERと書かれた下記のような8円切手と24円切手が貼られたものの人気が高く、市場価格は5000円前後、状態が良ければ1000円〜3000円程度の買い取り価格となります。
観光地百選切手 長崎8円・24円の価値
1951年(昭和26年)9月15日に発行された長崎8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が長崎県長崎市の大浦天主堂、24円が崇福寺山門となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
長崎8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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2000円 | 500円 | 4.5万円 |
長崎24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1600円 | 750円 | 3.5万円 |
観光地百選切手 菅沼・丸沼8円と24円の価値
1951年(昭和26年)10月1日に発行された菅沼・丸沼8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が群馬県利根郡片品村の丸沼、24円が群馬県利根郡片品村の菅沼となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
菅沼・丸沼8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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2000円 | 500円 | 5万円 |
菅沼・丸沼24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1000円 | 750円 | 2.5万円 |
観光地百選切手 昇仙峡8円と24円の価値
1951年(昭和26年)10月15日に発行された昇仙峡8.00円切手と24.00円切手です。図案は8円が山梨県甲府市の覚円峰、24円が長潭橋となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
昇仙峡8円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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2000円 | 500円 | 4.5万円 |
昇仙峡24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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2500円 | 750円 | 6万円 |
観光地百選切手 錦帯橋10円と24円の価値
1953年(昭和28年)5月3日に発行された錦帯橋10円切手と24円切手です。これまでの日本観光地百選シリーズは全て1951年に発行されましたがこの切手のみ1953年の発行となっています。
また、銘版はこれまでの「印刷庁製造」から「大蔵省印刷局製造」へ変更となり、銭位(銭単位)がなくなり額面は円位(円単位)のみで表記されました。図案は10円が歌川広重の版画、24円が山口県岩国市の錦帯橋(きんたいきょう)となっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
錦帯橋10円のカタログ価格(発行枚数450万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1500円 | 500円 | 3.5万円 |
錦帯橋24円のカタログ価格(発行枚数100万枚)
未使用 | 使用済み | 20面シート |
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1500円 | 750円 | 3.5万円 |
日本観光地百選シリーズ切手まとめ
いかがだったでしょうか?観光地百選シリーズは上記のような切手が発行されました。実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格の1/3〜1/2程度、業者による買取価格は実勢価格の3割〜8割程度が相場となっております。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。