こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1981年(昭和56年)から1984年(昭和59年)にかけて発行された近代洋風建築シリーズ20種の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
図案は日本を代表する近代洋風建築である大浦天主堂・表慶館などが描かれており、額面はすべて60円、個人的に好きなシリーズとなっております。
近代洋風建築シリーズ切手一覧
近代洋風建築シリーズ切手一覧 | |
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第1集 大浦天主堂 | 表慶館 |
第2集 旧開智学校校舎 | 同志社礼拝堂 |
第3集 聖ヨハネ教会 | 旧札幌農学校演武場 |
第4集 旧日本銀行京都支店 | 旧済生館本館 |
第5集 尾山神社神門 | 旧岩崎家住宅 |
第6集 北海道庁旧本庁舎 | 旧西郷従道住宅 |
第7集 旧陸沢学校校舎 | 桜宮公会堂 |
第8集 豊平館 | 旧グラバー住宅 |
第9集 旧五十九銀行本店本館 | 旧学習院初等科正堂 |
第10集 日本銀行本店本館 | 旧ハンター住宅 |
1981年8月22日に発行された近代洋風建築シリーズ第1集から1984年2月16日に発行された第10集は上記のとおりとなっています。
大変美しい切手ですが発行枚数は各切手2800〜3000万枚となっており、現存数が多いことから骨董品(アンティーク)としての価値はありません。そのため、業者による買取価格は「額面の8割〜額面程度」が相場となっております。
みほん切手の価値
近代洋風建築シリーズでも他の切手と同様に見本切手(みほん切手)が存在します(画像は旧ハンター住宅)。明治、大正、昭和初期などの見本切手は価値が高くなっていますがこの年代の見本切手は価値が乏しく、業者による買取価格は額面以下となる事が一般的です。
シートの価値
近代洋風建築シリーズでは画像のように切手20枚で1シートとなっています(画像は旧五十九銀行本店本館と旧西郷従道住宅)。額面は1200円、銘版は大蔵省印刷局製造、業者による販売価格や実勢価格(実際に市場で取引される値段)は1200円〜1500円程度が相場です。そのため、エラー切手のシートなど希少なもの以外は「買取価格=額面前後」となっています。
価値のある使用済み切手
画像は日本銀行本店本館が描かれた使用済み切手です。満月印(切手の真ん中に押印され、局・支店名や日付などが読める状態の消印)ではありませんが日付などが読める状態となっており、価値は0円ではありません。満月印になると使用済みでも1枚数円から100円前後での買取が期待できます。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。