こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1949年に発行された博覧会記念切手の価値と買取相場について記載していきたいと思います。20面シートを中心に価値が高くなっており、高額査定が期待できます。

岡山産業文化大博覧会記念切手の価値

岡山産業文化大博覧会記念切手

1949年3月20日(昭和24年)に発行された岡山産業文化大博覧会記念10円切手です(画像は20面シート)。図案は瀬戸内海の風景でこの図案は東京逓信展小型シート青森切手展小型シート福島逓信展小型シートでも採用されています。

銘版は印刷局製造、刷色は紅色で下記の松山博覧会(赤色)、高松博覧会(赤紫色)と若干色合いが異なりますが並べて比べてみないとわかりにくいです。発行枚数50万枚となっており、カタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 6000円
使用済み 4000円
20面シート 13万円

愛媛県産業復興松山大博覧会記念切手の価値

愛媛県産業復興松山大博覧会記念

1949年3月20日に発行された松山博覧会記念10円切手です。切手の図案は先ほどの岡山博覧会記念切手と同様、発行枚数50万枚となっておりカタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 5000円
使用済み 3500円
20面シート 11万円

観光高松大博覧会記念切手の価値

観光高松大博覧会記念切手

1949年3月20日に発行された高松博覧会記念切手です。図案は共通ですが、印刷色が赤紫色となっています。発行枚数50万枚でカタログ価格は下記の通りです。

詳細 価格
未使用 9000円
使用済み 4500円
20面シート 20万円

実勢価格と買取相場

地方博覧会記念切手の実勢価格(市場で取引される値段)はカタログ価格ほど高くなく、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は「300円〜2000円程度」が相場です。20面シートの買取価格は高く、下記のような実勢価格・買取価格となっています(ここ5年の売買データより引用)。

種類 実勢価格 買取価格
岡山 1.5〜7.7万円 0.8〜5万円程度
松山 1.5〜13.5万円 0.8〜9万円程度
高松 3〜20万円 1.8〜16万円程度

その他で価値が高いものはとしては「エラー切手」「珍しい消印の使用済み切手」「FDC(初日カバー)」となっており高額査定が期待できるものも存在します。今回の記事が古切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。