こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は第1次動植物国宝図案切手の価値と相場について記載して行きたいと思います(第1次動植物国宝図案切手はカタログによっては「昭和すかしなし」に分類されています)。

第一次動植物国宝図案切手は昭和25年(1950年)11月1日の切手趣味週間初日に24円切手が発行されたのを皮切りに、約1年間で5種類の国宝図案が発行されました。2次以降と異なり銭単位(銭位)の表記があり、80銭〜50円までの7図案が存在します。

価値が高いのは高額額面の弥勒菩薩像(中宮寺)で未使用が市場にて1万円前後〜の金額で取引されています。

石山寺多宝塔80銭切手の価値と相場

石山寺多宝塔80銭切手

昭和26年(1951年)5月21日に発行された石山寺多宝塔80銭切手です。刷色は赤色で裏糊はアラビアゴム糊となっており印刷庁製造の銘は左寄りと中央の2種類が存在します。

カタログ価格は「未使用:450円」「使用済み:400円」「未使用 銘版付田型:2000円」となっており、実勢価格(実際に市場で取引される値段)は「未使用:100〜200円」「未使用小型シート:500〜1000円前後」です。

前島密1円の価値と相場

前島密1円

昭和26年(1951年)4月14日に発行された日本郵便 前島密1円切手です。新昭和切手から採用されている人物像で図案を若干変更されながら使用され続けています。

初期の頃は暗い赤茶色の刷色でしたが後期になると明るい赤茶色となりました。また、裏糊は初めデキストリン糊でしたが次第に、アラビアゴム糊が使用されるようになりました。

カタログ価格は「未使用:1100円前後」「使用済み:150円」となっており、実勢価格は「未使用 銘版付:2000円前後」「未使用:500円前後」、印刷庁製造の未使用 銘版付は2010年頃は4000円前後での取引でしたが現在では1/2程度まで市場価格は下落しています。

尾長鶏5円切手の価値と相場

尾長鶏5円切手

昭和26年12月25日に発行された日本郵便 尾長鶏5円切手です。第1次産業図案切手の中で唯一の動植物図案の切手。初期の頃は濃緑で発行されていましたが次第に明緑になりました。

また、前島1円切手同様に初期はデキストリン糊でしたが後期になるとアラビアゴム・デキストリン糊が使われています。カタログ価格は初期と後期によって価格が大きく異なり下記の通りです。

種類 未使用 使用済み
初期(濃緑 デキストリン糊) 4000円 100円
中後期(緑〜明緑) 約1500円 40円

実勢価格については「100面シート:約3.3万円」「初期 銘版付 未使用:0.4〜5.5万円」「未使用:0.2万円前後」となっています。

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法隆寺 観音菩薩像10円の価値と相場

法隆寺 観音菩薩10円

昭和26年12月10日に発行された日本郵便 観音菩薩像10円切手です。こちらも初期と後期で刷色と裏糊が異なりますが価値に大きな違いはなく、カタログ価格は「未使用:約4500円」「使用済み:40円」「銘版付 未使用 田型:2万円」となっています。

実勢価格は「銘版付 未使用:2500〜3500円」「未使用:1500〜2000円」で取引されおり、業者による買い取りの場合、実勢価格の4割〜7割程度での買い取りとなるケースが殆どです。

姫路城14円切手の価値と相場

姫路城14円切手

昭和26年3月27日に発行された姫路城14円切手です。初期は濃い刷色でしたが、後期になると薄い刷色となりました。カタログ価格は「未使用:11000円」「使用済み:8000円」となっており希少性が高いです。

お客様1

私が調べた実勢価格

実勢価格(実際に市場で取引される価格)は「未使用:5000〜8000円」「未使用 銘版付 田型:3〜4.5万円」「100面シート:31万円前後」「国宝姫路城小型シート:2500〜5000円前後」となっており価値が高いです。

平等院鳳凰堂24円切手の価値と相場

平等院鳳凰堂24円切手

昭和25年(1950年)11月1日に発行された日本郵便24円切手です。第1次動植物国宝図案切手の平等院鳳凰堂24円では多くの転写ズレやリカット、エラー切手、定常変種が確認されております。

カタログ価格は「未使用:8500円」「使用済み:4500円」、実勢価格は「未使用:4000円前後」となっておりカタログ価格の1/2程度が相場です。

中宮寺 弥勒菩薩像50円切手の価値と相場

中宮寺 弥勒菩薩像50円切手

昭和26年(1951年)5月1日に発行された中宮寺 弥勒菩薩像50円切手です。第一次動植物国宝図案切手の中で最も高額面かつ希少価値が高いです。

刷色は初期はくすんだ赤茶色でしたが徐々に明るい赤茶色に変化しました。カタログ価格は高額で下記のようになっております。

未使用 使用済み  銘版付
3〜3.5万円 200円 3.5〜4.2万円
お客様1

私が調べた高額取引された弥勒菩薩像50円切手

私が調べた中で高額で取引されたものは「未使用 銘版付き 田型」 で市場にて4万円前後で取引されたことがあります。また、状態の良い「銘版付は2万円前後」「未使用は1万円前後」で取引されています。

いかがだったでしょうか?第一次動植物国宝図案切手では銘板は「印刷庁製造(旧庁)」「印刷庁製造(新庁)」「大蔵省印刷局製造」の3種類が存在します。低額面は価値があまり高くありませんが、エラー切手の場合、高額で取引されることがあります。今回の記事が切手の買い取り査定価格の参考になりましたら幸いです。