こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1954年(昭和29年)に発行された以下の記念切手の価値と買取相場について纏めさせて頂きました。戦後の切手ということもあり通常のバラ切手の買取価格はあまり高くありませんが一部の「使用済み切手」や「FDC(初日カバー)」「エラー切手」では価値が高くなっています。

1954年(昭和29年)の記念切手一覧
スピードスケート10円切手 国際見本市10円切手
レスリング選手権10円切手 第9回国体記念5円切手
電気通信連合加盟75周年5円切手 電気通信連合加盟75周年10円切手

1954年の記念切手の価値と買取相場

スピードスケート10円切手

男子スピードスケート10円切手の価値

1954年に日本で開催された男子スピードスケート世界選手権を記念して発行された10円切手です(発行年月日は1954年1月16日)。この切手は急遽発行が決まった記念切手のため、図案はスケート競技を行っている選手の姿が採用されていますが、こちらを描き上げるにも大変なスピードが要求されました。発行枚数200万枚でバラ切手の買取価格は30円〜200円程度、20面シートは1000〜4000円程度が相場です。

 

日本国際見本市記念切手

日本国際見本市記念切手の買取相場

大阪開催の日本初の国際見本市を記念して発行された10円切手です(発行年月日は1954年4月10日)。銘版は大蔵省印刷局製造、図案は輸出品の象徴、グラビア印刷で300万枚発行されました。実勢価格(実際に市場で取引される値段)が低いため、価値は高くなくバラ切手の買取価格は10円〜200円程度、20面シートは1000〜5000円程度が相場です。

 

レスリング10円切手

レスリング選手権記念10円切手の買取相場

1954年5月22日に発行された日本郵便 フリースタイルレスリング世界選手権記念10円切手です。図案はフリースタイルレスリング(絵柄は原画の段階で中央大学のレスリング道場の練習風景を撮影しに行き、その写真を元に描かれたとされています)、発行枚数は400万枚、銘版は大蔵省印刷局製造となっています。一般的なバラ切手の買取価格は10円〜200円程度、20面シートは800円〜3000円程度が買取相場です。

 

第9回国体記念切手

第9回国民体育大会記念5円切手の価値

1954年8月22日に発行された第9回国体5円切手です。図案は卓球と弓道、発行枚数は250万組、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は高くても150円程度が相場です。

また、シートについては状態にもよりますが、1000円〜3500円程度の買い取り価格となっています。

 

電気通信連合加盟5円切手

電気通信連合加盟75周年5円切手の価値

1954年10月13日に発行された国際電気通信連合加盟75周年記念5円切手です。図案は初期の電信機、発行枚数300万枚となっています。

一般的なバラ切手の買取価格は5円〜60円程度、20面シートは600円〜2500円程度が相場です。この切手の20面シートは2018年に友人が買い取りをしてもらい、その時は1200円の査定(買取)価格でした。

 

電気通信連合加盟75周年10円切手

電気通信連合加盟75周年10円切手の価値

先ほどの5円切手度同時に発行された国際電気通信連合加盟75周年10円切手です。国際電気通信連合とはITUとも呼ばれる連合で、スイスのジュネーブに本部を置く国連の専門機関です。創立当初の名称は「万国電信連合」でしたが、昭和9年の国際無線連合との統合を機に、現在の「国際電気通信連合(ITU)」へと名称を変更しています。

図案はITU記念碑、発行枚数300万枚となっており、一般的なバラ切手の買取価格は10円〜250円程度、20面シートは1000円〜4500円程度が相場です。

 

お客様1

記念切手の買取相場まとめ

いかがだったでしょうか?湿気の低い欧米保管品などで状態が非常に良いものでは買取価格が上記より高くなることもあります。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。