郵便創始50年記念切手の価値と買い取り相場

こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1921年(大正10年)4月20日に発行された郵便創始50年記念切手の価値と買い取り相場について記載して行きたいと思います。戦前に発行された郵便創始五拾年記念切手はシートを中心に希少性が高いです。

切手を買い取ってもらう場合、実勢価格(市場で実際に取引される値段)に「掛け率」を掛けたものが買取価格(査定価格)となり、掛け率は高額切手ほど高くなります。価値の高いシートでは7〜9割の掛け率となり高価買取が期待できます。

郵便創始50年記念切手 1銭5厘と4銭の価値

1921年(大正10年)4月20日に発行された日本郵便 郵便創始五拾年記念 壹銭五厘切手(発行枚数545万枚)と四銭切手(発行枚数24万枚)です。図案はどちらも「郵便旗と最初の切手(竜文切手)」が描かれており、カタログ価格は下記の通りです。

竜文切手とは

竜文切手(龍切手)は1871年4月20日に発行された日本最初の切手です。印面19.5mm×19.5mm、シートは40面、雷紋と輪かく模様の中に、向かい合った2匹の龍(双竜)が描かれ、中央に黒色で額面表示したデザインとなっています。非常に価値が高く500文では1枚、数十万円で取引されるものも存在します。

郵便創始50年記念 逓信省庁舎 3銭と10銭の価値

1921年(大正10年)4月20日に発行された日本郵便 郵便創始五拾年記念 三銭切手(発行枚数545万枚)と拾銭切手(発行枚数10万枚)です。図案はどちらも「逓信省庁舎」が描かれており、カタログ価格は下記の通りです。

郵便創始50年記念切手の実勢価格

郵便創始50年記念切手の実勢価格(実際に市場で取引されている値段)は下記の通りです。4銭や10銭については価値が高いので状態によって実勢価格が大きく変動します。

10銭の未使用バラ切手の実勢価格

もっとも価値の高い10銭の未使用バラ切手は画像のようなウェルセンターの極美品(印刷の位置がよく状態が最高級のもの)でも実勢価格は3.7万円程度となっており未使用切手の実勢価格はカタログ価格の1/4〜1/2程度が相場となっております。

シートの価値

シートについては1銭5厘と4銭は100面(枚)シート、3銭と10銭は50面(枚)シートとなっています。4銭切手と10銭切手のシートは希少性が高く市場に出ることは数年に一度あるか無いかとなっています。最近の実勢価格としては3銭シートが2〜4万円程度で取引されておりカタログ価格の1/3〜1/2が相場となっています。

郵便創始50年記念切手まとめ

いかがだったでしょうか？郵便創始50年記念切手は今から約100年前に発行された切手ということもあり希少性が高く買取価格は額面価格をはるかに上回ります。

価値の高い切手となっていますので換金・現金化するのならば専門査定員の多い買取業者への売却がおすすめです。今回の記事が切手の買い取り査定価格の参考になりましたら幸いです。