こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1938年に発行された日光国立公園切手 全4種の価値と相場について記載して行きたいと思います。
切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格(市場で実際に取引される値段)に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格となり、掛け率は高額切手ほど高くなります。価値の高い切手では7〜9割の掛け率となり高価買取が期待できます。
日光国立公園切手 2銭と4銭の価値
1938年12月25日(昭和13年12月25日)に発行された大日本帝国郵便 日光国立公園 2銭切手(発行枚数400万枚)と4銭切手(発行枚数250万枚)です。
図案は貮銭(2銭)切手が「中禅寺湖」、四銭(4銭)切手が「華厳ノ滝」となっておりカタログ価格は下記の通りです。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 50枚シート |
---|---|---|---|
2銭 | 150円 | 120円 | 1.2万円 |
4銭 | 150円 | 120円 | 1.2万円 |
日光国立公園切手 10銭と20銭の価値
先ほどの2銭切手や4銭切手と同様に昭和13年12月25日に発行された10銭切手(発行枚数50万枚)と20銭切手(発行枚数50万枚)です。図案は10銭が神橋、20銭があやめ平で発行枚数が少ないためカタログ価格は下記のように高額です。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 50枚(麺)シート |
---|---|---|---|
10銭 | 3800円 | 2000円 | 23万円 |
20銭 | 3200円 | 2000円 | 20万円 |
日光国立公園切手の実勢価格と買取相場
古切手詳細 | 取引価格 |
---|---|
10銭 50枚シート | 10〜22万円 |
20銭 50枚シート | 3〜12万円 |
2014年〜2018年の実勢価格(実際に市場で取引される値段)は上記の通りとなっております。10銭切手の方がカタログ価格、実勢価格ともに高く、10銭切手では状態が良いとカタログ価格と同等レベルで取引されることがあります。その他で価値が高いものとしては下記の通りでプルーフ(無目打ち)ペアは希少です。
無目打ち(プルーフ)ペアの価値
無目打ちペアは10銭と20銭で確認されています。希少性が高く1ペアあたり4〜5万円の実勢価格となっています。業者による買取価格は実勢価格の6割〜8割程度が期待できます。
価値の高い使用済み切手
使用済み切手は消印によって価値が大きく異なることが知られています。画像は価値の低い4銭切手ですが台湾櫛「TAINAN」や船内印「タツタ丸」などの消印がある4銭切手は市場にて7000円〜17000円で取引されたことがあります。
切手の買い取り相場まとめ
いかがだったでしょうか?今回取り上げた切手については私も友人も実際に買い取り査定をしてもらったことはありませんが、10銭切手や20銭切手の50面シートでは、実勢価格6割〜8割程度での買取になると思います。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。