こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1935年4月2日(昭和10年4月2日)に発行された満州国皇帝御来訪記念切手全4種「軍艦比叡と白塔1銭5厘・赤坂離宮3銭・軍艦比叡と白塔6銭・赤坂離宮10銭」の価値と買い取り相場について記載して行きたいと思います。
切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格(市場で実際に取引される値段)に「掛け率」を掛けたものが買取価格(査定価格)となり、掛け率は高額切手ほど高くなります。価値の高い切手では7〜9割の掛け率となり高価買取が期待できます。
満州国皇帝御来訪記念 1銭5厘と6銭の価値
昭和十年四月に発行された満州国皇帝御来訪記念切手 壹銭五厘(発行枚数511.5万枚)と六銭(発行枚数87.1万枚)です。図案は菊花紋章の下に「軍艦比叡と白塔」が描かれたデザインが採用されています。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 20枚シート |
---|---|---|---|
1銭5厘 | 500円 | 300円 | 1.1万円 |
6銭 | 2700円 | 1700円 | 6万円 |
カタログ価格は上記の通りとなっており、発行枚数の少ない6銭切手の方が価値が高いです。実勢価格(実際に市場で取引される値段)は下記の通りで、カタログ価格の1/3〜1/2程度での金額で取引されています。そのため、6銭シートの買い取り価格は「0.7万円〜2万円」程度になると思われます。
実勢価格(2017年〜2018年)
古切手詳細 | 取引価格 |
---|---|
6銭 シート | 1〜3万円 |
6銭 未使用 | 300〜1000円 |
1銭5厘 シート | 0.3〜0.6万円 |
1銭5厘 未使用 | 20〜150円 |
価値の高い使用済み切手
私が調べた中で価値が高かった使用済み切手は画像のような「船内郵便 パクボー VICTORIA/B.C.」で2017年に1.6万円で取引されています。使用済み切手は消印の種類や形によって価値が異なりますので専門家に査定・鑑定してもらうことをお勧めします。
満州国皇帝御来訪記念 3銭と10銭の価値
昭和十年四月に発行された満州国皇帝御来訪記念切手 参銭(発行枚数440.5万枚)と拾銭(発行枚数87.1万枚)です。図案は菊花紋章の下に「赤坂離宮」が描かれたデザインが採用されています。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 20枚シート |
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3銭 | 650円 | 350円 | 1.5万円 |
10銭 | 4000円 | 2200円 | 9万円 |
カタログ価格は上記の通りとなっており、発行枚数の少ない10銭切手の方が価値が高いです。実勢価格は「軍艦比叡と白塔」が描かれた1銭5厘切手や3銭切手同様にカタログ価格の1/3〜1/2程度、買取価格は実勢価格の3〜8割程度です。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。