こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は伊勢神宮式年遷宮(いせじんぐうしきねんせんぐう)記念切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
伊勢神宮式年遷宮記念切手の価値
1929年10月2日(昭和4年10月2日)に発行された日本郵便 神宮式年遷宮記念1銭5厘(発行枚数324万枚)と3銭(発行枚数344.5万枚)です。
図案はどちらも伊勢神宮となっており、額面は大字(壹銭五厘・参銭)表記、銘版は大日本帝国政府内閣印刷局製造となっています。発行枚数が多いため価値はあまり高くなく、カタログ価格は下記の通りです。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 100枚シート |
---|---|---|---|
1銭5厘 | 600円 | 350円 | 7.5万円 |
3銭 | 700円 | 400円 | 8.5万円 |
実勢価格と買取相場
神宮式年遷宮記念切手の実勢価格(実際に市場で取引された値段)は下記の通りです(ここ3年の売買データから抽出)。古切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格(買取価格)となり、掛け率は希少切手ほど高くなります。
切手の詳細 | 実勢価格 |
---|---|
1銭5厘 | 50円〜500円 |
3銭 | 50円〜600円 |
バラ切手の実勢価格は低く、状態の良いものだとしても買取価格は高くありません。価値が高いのは下記の通りでシートについては高価買取が期待できます。
100面シート
100面(枚)シートは価値が高く状態の良い3銭シートが2017年に5.8万円で取引された事があります。また、1銭5厘についても非常に状態が良いものは6万円前後で取引される事があり買取価格は1万円〜4万円程度となっております。
穿孔切手
穿孔切手(せんこうきって)とは、切手を在庫管理するために穴でマークを開けられたものです。画像は使用済みの穿孔切手で2016年に約1600円で取引されました。バラ切手で1600円の価値があるものは珍しく、買取の場合も700〜1000円程度が期待できます。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。