こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は昭和28(1953年)年8月15日から発行された大仏航空切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
大仏航空切手70円の価値と相場
日本郵便 大仏航空切手70円です。昭和28年7月1日より航空料金が引き下げられたのを機会に発行されました。原画作者は渡辺三郎で図案は「鎌倉の大仏とダグラスDC-4型機・富士山」、カタログ価格は下記の通りです(複数のカタログを参照)。
未使用 | 使用済み | 20枚シート |
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約500円 | 40円 | 12000円 |
大仏航空切手の中でもっとも価値の高い20面シートは目打によって価値が若干異なり上記のような目打のシートは市場にて0.7万円〜1万円程度で取引されております。
大仏航空切手80円の価値と相場
日本郵便 大仏航空80円切手です。80円切手では銘版(大蔵省印刷局製造)の位置ズレが存在し、左に寄ったものや右に寄ったものが存在します。
刷色は青でカタログ価格は下記の通り、状態の良い20枚シートは市場にて2万円前後で取引されています。
未使用 | 使用済み | 20枚シート |
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約800円 | 約50円 | 18000円 |
大仏航空切手115円の価値と相場
日本郵便 大仏航空115円切手です。刷色はオリーブ緑、115円切手は当時、第4地帯への料金でした。カタログ価格は下記のようになっており、70円や80円切手に比べると低額です。
未使用 | 使用済み | 20枚シート |
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約500円 | 約80円 | 11000円 |
大仏航空切手145円の価値と相場
日本郵便 大仏航空切手145円です。大仏航空切手の中でもっとも高額面かつ高価値となっておりカタログ価格は下記の通りです。
未使用 | 使用済み | 20枚シート |
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約3000円 | 約500円 | 80000円 |
私が調べた実勢価格(実際に市場で取引される値段)
実際に市場で取引される値段は20枚シートが3.5万円〜4万円程度とカタログ価格に比べると1/2程度となっています。
大蔵省印刷局製造の銘版が入ったものについては0.3〜0.6万円程度で取引されています。また、未使用は0.15~0.25万円となっておりカタログ価格より若干安い程度が相場です。
大仏航空切手まとめ
いかがだったでしょうか?一般的に切手はカタログ価格よりも安価な金額で取引されることが多く、中にはカタログ価格の1/5程度が実勢価格(実際に市場で取引される値段)となっている切手も存在します。
しかし、大仏航空切手はカタログ価格≒実勢価格となっており「カタログ価格×業者の仕入掛け率(5〜7割)=買い取り価格」となる可能性が高いです。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。