こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1983年(昭和58年)から1984年(昭和59年)にかけて発行された特殊鳥類シリーズの価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
図案はヤンバルクイナやシマフクロウなど日本の貴重な鳥類で額面はすべて60円、シート以外に小型シートも販売されています。
特殊鳥類シリーズ切手一覧と買取相場
特殊鳥類シリーズ切手一覧 | |
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第1集ヤンバルクイナ | シマフクロウ |
第2集ノグチゲラ | シジュウカラガン |
第3集オオセッカ | カンムリワシ |
第4集アカガシラカラスバト | カラフトアオアシシギ |
第5集オーストンオオアカゲラ | シマハヤブサ |
1983年9月22日から発行された特殊鳥類シリーズ第1集から第5集は上記の通りです。大変美しい切手ですが発行枚数は各切手3000〜3300万枚となっており、現存数が多く骨董品(アンティーク)としての価値は高くありません。
そのため、通常の未使用切手の買取価格は「額面の8割〜額面程度」が相場となっていますが一部の使用済み切手やエラー切手で価値が高いものが存在します。
シートの買取価格
特殊鳥類シリーズではシートはすべて20枚から構成され額面は合計1200円となっています。
実勢価格(実際に市場で取引される値段)は1200〜1500円程度のため、買取価格は額面前後が相場です。
FDCの価値
特殊鳥類シリーズのFDC(初日カバー)は画像のようなものが取引されています。実勢価格(実際に市場で取引される値段)は100円〜200円程度となっており、買取価格は高くありません。
小型シートの価値
特殊鳥類シリーズでは画像のような「シマフクロウ」「カンムリワシ」「シマハヤブサ」が描かれた小型シートが発行されています。発行枚数は500万枚、業者による販売価格や実勢価格は200円程度、買取価格は額面程度が相場となっています。
価値の高い使用済み切手
画像はヤンバルクイナ60円切手ですが消印が釧路/58.11.18/12-18の試行印(櫛型印からの後継印として試験的に使用されたもの)となっており市場では1枚5000円前後の金額で取引されるため高価買取が期待できます。
特殊鳥類シリーズ切手まとめ
いかがだったでしょうか?相続などで切手コレクションを引き継いだ場合、コレクションの中に使用済み切手が含まれている事が度々あります。
今回紹介した使用済み切手以外でも初日の満月印(切手の真ん中に押印され、局・支店名や日付などが読める状態の消印)で消印された切手は価値が高いです。
そのため、遺品や偶然発見したコレクションに使用済み切手が入っていたとしても価値がないと思って捨てずに専門家に査定してもらう事をお勧めします!今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。