こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は戦後に初めて発行された年賀切手である昭和24年用年賀切手と昭和25年用年賀切手の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
昭和24年用年賀切手の買取相場
画像の昭和二十四年用2.00円切手は1948年12月13日に発行されました。図案は”はねつき”をする子供で、銘版は印刷局製造、発行枚数750万枚、カタログ価格は下記のようになっております。
カタログ価格
バラ未使用 | バラ使用済み | 50面(枚)シート |
---|---|---|
800円 | 700円 | 5.5万円 |
実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)はカタログ価格よりも安いことが殆どで、50枚シートだとしても1〜5万円程度で取引されています。そのため、シートの買取価格の上限は4万円程度が相場となっています。
実勢価格と買取相場
種類 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
50枚シート | 1〜5万円 | 0.5〜4万円 |
バラ未使用(銘版付) | 〜1000円 | 〜400円 |
バラ未使用(銘版無) | 〜500円 | 〜200円 |
使用済み切手の価値は消印次第
使用済み切手はカタログ価格=700円となっており、未使用切手とほぼ同等の価値となっています。ただ、実勢価格は幅広く、画像のような珍しい消印(縦書ローラー印)のものだと1000円を超えるような買取も期待できますが、珍しくない消印だと数円から数十円での買取になることが一般的です。
昭和25年用年賀切手の買取相場
画像の昭和二十五年用2.00円切手は1950年2月1日に発行されました。図案は”円山応挙のとら”で、銘版は印刷庁製造、発行枚数1000万枚となっています。
カタログ価格
バラ未使用 | 小型シート | 80面シート |
---|---|---|
1800円 | 4.5万円 | 18万円 |
価値は昭和24年用年賀切手よりも高く状態の良いシートだと実勢価格が10万円を超える事もあります。また、初めて発行されたお年玉郵便切手(小型シート)が存在し、そちらも価値が高くなっています。
実勢価格と買取相場
種類 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
シート | 〜11万円 | 〜9万円 |
バラ未使用(銘版無) | 〜700円 | 〜300円 |
小型シートの価値
小型シート(お年玉郵便切手)はタトウ(虎が描かれた外カバー)が付属しているか否かで価値(実勢価格)が異なります。タトウが付属した、状態の良いものだと5万円を超えるような買取になる事もありますが、タトウが付属しておらず小型シートのみの場合は1万円程度が買取価格の上限となっています。
みほん切手の価値
年賀切手の見本切手は市場に出回ることは少ないですが、小型シートやバラ切手で存在が確認されています。価値は高く、バラの見本切手は以前、2100円ほどで市場で取引されました。また、みほん小型シートは以前1.6万円で取引されています。
年賀切手まとめ
いかがだったでしょうか?今回は戦後最初に発行された年賀切手(昭和24年用)と戦後初めて発行されたお年玉切手(昭和25年用)の価値と買取相場について記載させていただきました。
どちらも近年発行された切手と異なり、額面以上の価値があるプレミアム切手なので換金をご希望でしたら業者による買取がおすすめです。今回の記事が古切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。