こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1958年(昭和33年)に発行された以下の記念切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
1958年(昭和33年)の記念切手一覧 | |
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「関門トンネル開通記念10円切手」 | 「日本開港100年記念10円切手」 |
「第3回アジア競技大会記念切手」 | 「ブラジル移住50年記念10円切手」 |
「胸部医学会議記念10円切手」 | 「国際文通週間24円切手」 |
「第13回国民体育大会記念5円切手」 | 「慶應義塾創立100年記念10円切手」 |
「児童福祉会議記念10円切手」 | 「世界人権宣言10年記念10円切手」 |
1958年の記念切手の価値と買取相場
関門トンネル開通記念10円切手の買取相場
1958年3月9日に発行された日本郵便 関門トンネル開通記念10円切手です。図案はトンネルの断面図で発行枚数は1000万枚とこれまでに発行された記念切手の中では最大の規模となりました。発行枚数が多いことから価値は低く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜40円程度、20面シートの買取価格は150円〜300円程度となっています。
なお、2018年に田型の目打ちエラー切手が約25000円で取引されており、エラー切手や一部の使用済み切手では1万円を超える買取価格になることもあります。
日本開港100年記念10円切手の買取相場
1958年5月10日に発行された日本開港百年記念10円切手です。図案は日米修好通商条約に調印し、日本の開国近代化を断行した井伊直弼の銅像と港となっておりデザインは美しいです。
発行枚数が1500万枚と膨大なことから骨董としての価値は無く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜250円程度となっています。
第3回アジア競技大会記念切手の買取相場
1958年5月24日に発行された第3回アジア競技大会記念切手です。額面は5円(発行枚数3000万枚)、10円(発行枚数3000万枚)、14円(発行枚数1000万枚)、24円(発行枚数1000万枚)となっており、図案はそれぞれ国立競技場、聖火とマーク、ランナー、ダイビングとなっています。
価値は低く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜50円程度、20面シートの買取価格は80円〜600円程度です、買取価格は額面以下のケースが殆どですが、渡辺版のFDC(初日カバー)などで数千円で取引されるものが存在します。
ブラジル移住50年記念10円切手の買取相場
1958年6月18日に発行されたブラジル移住50年記念10円切手です。図案はハワイやブラジルへの移民船として使われた笠戸丸と南米地図が描かれています。発行枚数1500万枚となっており価値は低く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜250円程度となっています。
胸部医学会議記念10円切手の買取相場
1958年9月7日に発行された胸部医学会議記念10円切手です。正式名称は「第5回国際胸部医学会議記念・第7回国際気管食堂科学会議記念」となっており図案は聴診器が採用されました。発行枚数1500万枚と多いことから価値は低く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜250円程度となっています。
国際文通週間24円切手の買取相場
1958年10月5日に発行された国際文通週間24円切手です。図案は歌川広重(安藤広重)の京師、発行枚数800万枚となっています。1958年に発行された記念切手の中では最も価値が高く、バラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は20円〜80円程度、20面シートの買取価格は400円〜1700円程度となっています。
第13回国民体育大会記念5円切手の買取相場
1958年10月19日に発行された第13回国体記念5円切手です。図案はバトミントンと重量挙げ、発行枚数は1500万組です。通常のバラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜250円程度となっています。
他の切手でも同様ですが使用済み切手の一部で希少なものが存在し「カタカナローラー印 オオサカ/阿倍野 阪南」と書かれたものが2015年に1100円で取引されました。このような希少性の高い使用済み切手については500円〜の買取が期待できます。
慶應義塾創立100年記念10円切手の買取相場
1958年11月8日に発行された慶應義塾100年記念10円切手です。図案は校舎と福沢諭吉、発行枚数1500万枚となっています。価値は高く無くバラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜280円程度となっています。
児童福祉会議記念10円切手の買取相場
1958年11月23日に発行された児童福祉会議記念10円切手です。正式名称は「第二回国際児童福祉研究会議記念・第九回国際社会事業会議記念」となっており、図案は地球と子供達、発行枚数1200万枚となっています。価値は高く無くバラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜280円程度となっています。
世界人権宣言10年記念10円切手の買取相場
1958年12月10日に発行された日本郵便 世界人権宣言10年記念切手です。図案は人権のシンボル、発行枚位数1500万枚、価値は低くバラ切手(未使用・使用済み)の買取価格は5円〜30円程度、20面シートの買取価格は100円〜250円程度となっています。
記念切手まとめ
昭和中期以降のバラ切手は価値が低いものが殆どですが、一部のエラー切手・使用済み切手などでお宝プレミアム切手が存在します。
実際、私の友人が買取業者に査定してもらった時に価値のないと思っていた使用済み切手が思いもよらぬ高額査定になった事があります。そのため、価値のわかりにくい古切手の売却を検討中でしたら、初めに専門家に査定(鑑定)してもらうことをオススメします。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。