こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は満州国建国10年記念切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。この記念切手は日本と満州の両国で発行され、他にも日本軍占領地域などでも発売が行われました。
発行枚数が少なく、歴史的な価値のある切手ですが現存数が多いため、通常の未使用や使用済み切手については高価買取は期待できません。
満州国建国10年記念切手の価値
1942年3月1日(2銭と10銭)と1942年9月15日(5銭と20銭)に発行された大日本帝国郵便 満州国建国10年記念切手です。図案は2銭(発行枚数500万枚)と10銭(発行枚数60万枚)が建国神廟(けんこくしんびょう) 、5銭(発行枚数500万枚)が日満の子供、20銭では蘭花紋章が描かれています。
印刷色は茶色、赤色、紺色で全額面で刷色が異なります。10銭と20銭では発行枚数60万枚と少ないのですが価値が低く、カタログ価格は下記のようになっています。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 50枚シート |
---|---|---|---|
2銭(貳銭) | 90円 | 90円 | 0.5万円 |
5銭(五銭) | 200円 | 200円 | 1.3万円 |
10銭(拾銭) | 800円 | 800円 | 5万円 |
20銭(貳拾銭) | 800円 | 800円 | 5万円 |
満州国建国10年記念切手の買取相場
業者による買取価格については通常の未使用や使用済み切手については数円〜百円程度での買取になっています。
50面(枚)シートの実勢価格(実際に市場で取引されている価格)は価値が最も高い10銭切手や20銭切手でも1.8万円程度が上限となっており、買取価格は1万円以下のケースがほとんどです。今回の記事が古切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。