こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は大正ご婚儀記念切手(大正婚儀記念切手)の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。大正婚儀切手では「朝鮮」や「志那」と加刷された在外国局切手が存在し「朝鮮」が加刷されたものは価値が高いです。
大正ご婚儀記念3銭切手の価値
1900年5月10日(明治33年5月10日)に発行された大日本帝国郵便 大正ご婚儀記念3銭切手(発行枚数3634万枚)です。一番左は国内発行の3銭切手で「朝鮮」「支那」と書かれたものは在外地局切手で発行は1900年4月28日と国内より若干早く発行されています。
印刷方式は凸版印刷で図案は婚儀のお祝いの品、額面は参銭(3銭)のみでカタログ価格は下記のように高額です。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み | 50枚シート |
---|---|---|---|
日本 | 8000円 | 300円 | 50万円 |
朝鮮 | 23000円 | 8000円 | 不明 |
支那 | 8000円 | 5000円 | 不明 |
大正婚儀3銭切手の買取相場
古切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格(市場で実際に取引された値段)に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格となり、掛け率は希少切手ほど高くなります。価値の高い切手では7〜9割の掛け率となり高額買取が期待できます。
朝鮮大正婚儀の価値と買取相場
朝鮮の文字が加刷された大正婚儀切手は価値が高いです。画像の田型は状態はあまりよくありませんが、2016年に4.6万円で取引されましたので状態が良ければ高額査定になる可能性が高いです。また、未使用バラ切手の実勢価格(実際に市場で取引された値段)は「3000円〜10000円程度」となっており業者による買取価格は少なくとも2000円以上は期待できます。
支那大正婚儀の価値と買取相場
バラの支那大正婚儀 未使用切手の実勢価格は「500円〜7000円程度」となっており状態が良ければ数千円での買取が期待できます。使用済み切手については消印によって価値が異なり、一般的には価値が低いのですが「TIENTSIN 初日消印」「満月印」などが5000円前後で取引されており、買取価格が高くなっています。
日本の大正婚儀切手の買取相場
在外国局ではなく日本で発行されたものについては画像のような50面シートがもっとも価値が高く市場では「15万円〜35万円程度」で取引されることがあります。未使用バラ切手については支那大正婚儀同様に「500円〜7000円程度」が実勢価格となっており、よく取引される価格帯は2000円前後です。
バラで価値が高いのは見本切手(みほん切手)となっており実勢価格は8000円〜14000円前後。明治、大正時代に発行された古切手は状態によって価値が大きく異なるので、専門家に査定・鑑定してもらうことをおすすめします。