こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1956年(昭和31年)に発行された以下の記念切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。

1956年(昭和31年)の記念切手一覧
第23回世界卓球選手権大会記念10円切手 世界柔道選手権大会記念10円切手
世界こどもの日制定記念5円切手 東京開都500年記念10円切手
佐久間ダム竣工記念10円切手 第11回国民体育大会記念5円切手
マナスル登頂記念10年切手 東海道電化完成記念10円切手
日本機械巡航見本市記念10円切手

1956年の記念切手の価値と買取相場

卓球選手権切手

卓球選手権10円切手の買取相場

1956年4月2日に発行された日本郵便 第23回世界卓球選手権大会記念10円切手です。額面は10円で発行枚数は500万枚、現存数が多いため価値は低く、バラ切手(未使用や使用済み)の買取価格は数円〜数十円が相場です。シートについては20面シートとなっており買取価格は数百円〜千円程度となっています。

 

柔道選手権10円切手

柔道選手権10円切手の買取相場

1956年5月3日に発行された日本郵便 世界柔道選手権大会記念10円切手です。発行枚数500万枚となっており、価値は高くありません。

バラ切手の買取価格は数円〜数十円、20面シートの買取価格は数百円〜千円程度が相場です。

 

世界こどもの日5円切手

世界こどもの日5円切手の買取相場

1956年5月5日に発行された世界こどもの日制定記念5円切手です。図案はこどもと鯉のぼり、発行枚数600万枚となっており現存数が多いため価値は低いです。

バラ切手の買取価格は数円〜数十円、20面シートの買取価格は数百円〜千円程度が相場です。

 

東京開都500年10円切手

東京開都500年10円切手の買取相場

1956年10月1日に発行された東京開都500年記念10円切手です。図案は皇居付近の風景となっており、発行枚数は500万枚、バラ切手買取価格は数十円〜百円程度です。

20面シートについては状態が良ければ実勢価格(実際に市場で取引された値段)3000〜4000円前後になるため500〜2000円程度での買い取りも期待できます。

 

佐久間ダム竣工記念10円切手

佐久間ダム竣工記念10円切手の買取相場

1956年10月15日に発行された佐久間ダム竣工記念10円切手です。図案は佐久間ダム、額面は10円、発行枚数500万枚となっており、価値は高くありません。

バラ切手の買取価格は数円〜数十円、20面シートの500円〜1300円程度となっています。

 

第11回国体記念5円切手

第11回国体記念5円切手の買取相場

1956年10月28日に発行された第11回国民体育大会記念5円切手(2種連刷)です。図案はバスケットボールと走幅跳、発行枚数400万枚(組)となっています。1枚のバラよりも画像のようなペアで現存しているものが多く、画像のようなペアは数十円〜百円程度での買取になっています。

また、20面シート以外に解説書、初日カバー(FDC)なども存在し、状態が良く人気の高いものは1000円以上での買取が期待できます。

 

マナスル登頂記念10円切手

マナスル登頂記念10円切手の買取相場

1956年11月3日に発行された日本郵便 マナスル登頂記念10円切手です。マナスルはヒマラヤ山脈の中の一つで標高8163m、世界8位の高さを誇る山です。今西壽雄・ギャルツェン・ノルブら日本隊によって登頂が達成され、当時、空前絶後の登山ブームが起きました。

発行枚数500万枚と多いことからバラ切手の価値は高くなく買取価格は数十円〜数百円です。20面シートについては状態が良いものでは実勢価格(市場で取引される値段)が4000円以上になることもあり、2500円以上での買い取りも期待できます。

 

東海道電化記念10円切手

東海道電化記念10円切手の買取相場

1956年11月19日に発行された東海道電化完成記念10円切手です。図案はEF58型、背景には歌川 広重の由井 薩埵嶺が描かれています。

発行枚数500万枚と他の記念切手と同様に多いのですが当時から人気のある図案だったことから価値が高くバラについても状態が良ければ500円前後での買い取りが期待できます。

また、20面シートについては1万円を超える金額で取引されることもあり、私の友人が以前、買い取ってもらった時は4000円の値がつきました!!状態が良ければさらに高額買取になったと思います。

 

巡航見本市記念10円切手

巡航見本市記念10円切手の買取相場

1956年12月18日に発行された日本機械巡航見本市記念10円切手です。図案は「JAPAN MACHINERY FLOATING FAIR」の文字とともに、歯車、真空管、そして「日昌丸」が描かれています。

発行枚数は500万枚と他の記念切手と同様、価値はあまり高くなく、バラ切手の買取価格は数円〜数十円です。シートについては20面で100〜800円程度での買取になることが多いです。

ただ、画像のような使用済み切手(画像の品は櫛型印 岩手福岡/31.12.29/前8-12)の中に一部、お宝切手が存在し画像の切手は2018年に2000円を超える金額で取引されました。

記念切手まとめ

昭和中期以降のバラ切手は価値が低いものが殆どですが、一部のエラー切手・使用済み切手などでお宝プレミアム切手が存在します。

実際、私の友人が買取業者に査定してもらった時に価値のないと思っていた使用済み切手が思いもよらぬ高額査定になった事があります。そのため、価値の判りにくい古切手の売却を検討中でしたら、初めに専門家に査定(鑑定)してもらうことをオススメします。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。