こんにちは自宅の埋蔵金ねっとの鈴木です。今回は金重陶陽(かねしげ とうよう)の花瓶(陶磁器)の価値について記載して行きたいと思います。金重陶陽は岡山県出身の陶芸家で備前焼の陶工として初めて人間国宝となりました。

彼は当時、人気を失いかけていた備前焼を再興させることに成功し「備前焼中興の祖」とも呼ばれております。また、自らが優れた陶工であっただけでなく、多くの弟子を育て、その中から次々と人間国宝を輩出するなど備前焼の歴史上果たした功績は計り知れません。

人間国宝金重陶陽の花瓶の買取相場

扁壷形花瓶の価値

骨董品

巨匠金重陶陽作の素晴らしい花瓶です。堂々たる扁壷形に「福寿」のキレのある文字が、 そしてバランスの良い細工耳が品格良くあります。 窯印は「土`」で、昭和5~15年頃の作品、2013年に広島県の業者によって販売され市場にて約66万円で取引されました。そのため、業者による買取の場合でも50万円越えの買取が期待できます。

備前窯変壷花瓶の価値

備前窯変壷花瓶の価値

迫力と風格の感じられる、いつまでも見ていたくなる見事な窯変の景色の楽しめる存在感のある名品です。寸法は高さ 18.8cm 径 22.0cm 口径 9.0cmで金重道明識箱・漆塗り外箱付き二重箱仕立て、神奈川県の業者によって販売され市場にて約35万円で取引されました。こちらも20万円を超えるような高価買取が期待できます。

備前花瓶 ト印道明識箱付の価値

骨董品

桃山古備前への深い探求からその再興を成し遂げた功績から“備前焼中興の祖”と称され、1956年に国重要無形文化財保持者に認定された名工、人間国宝『金重陶陽』本人作、 備前花瓶 です。

古備前の雰囲気を漂わせる重厚な造りの中に掛かる美しい緋色が味わい深いです。サイズは高さ 18cm 径 11×10cmとなっており、底部に掻き銘(ト印)。金重陶陽の長男である金重道明の識箱付の逸品となっております。

こちらの作品は少し古いデータですが2012年に東京都の業者によって約14万円で販売され市場にて取引されました。

金重陶陽の花瓶の買取相場まとめ

金重陶陽の花瓶(陶磁器)は価値の高いものの場合、市場にて50万円前後で取引されており、価値の低いものの場合でも市場で数万円程度の値がつけられておりますので、少なくとも数万円からの買取は期待できるでしょう。

しかし、贋作(偽物)や模倣品も多く存在し、贋作(偽物)・模倣品の場合はほとんど価値はありません。今回の記事が骨董品の売却や換金の参考になりましたら幸いです。

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