こんにちは自宅の埋蔵金ねっとの鈴木です。今回は藤本能道の壺(陶磁器)の価値について記載して行きたいと思います。藤本能道は日本の陶芸家で東京藝術大学名誉教授、重要無形文化財(人間国宝)保持者。人間国宝の加藤土師萌、富本憲吉に師事して高度で独創的な色絵付(釉描加彩)を確立し現代陶芸の色絵陶磁器の基盤を築きあげました。

人間国宝 藤本能道 黄白釉 釉描金彩 鴨之図 扁壺の価値

壺 銘と印

日本画家以上の描写力を持ち写実的な花鳥をモチーフとした作品を展開して色絵(釉描)の第一人者として多大な功績を残した現代陶芸界を代表する巨匠、人間国宝 藤本能道の作品です。

水辺を羽ばたく鴨の姿が描かれた扁壺で、淡い生成り色のマットな肌や柔らかなフォルムは、繊細な絵付けに温かみを添えています。

藤本能道の精妙な感性と表現力が見てとれる逸品となっており、寸法は高 24.0cm × 幅 17.0cm × 奥 12.5cm、2017年に神奈川県の業者によって販売され82万円で市場にて取引されました。そのため業者による買取価格は8割〜9割程度の65万円〜72万円程度が想定されます。

人間国宝 藤本能道 色絵小禽図ほゝ白扁壷の価値

壺 銘と印

純白の清らかな白磁に頬白や草花が綿密に描かれた逸品です。優美な面取成形された造形に、独自の高度な釉描加彩技法をあますことなく用いた作者ならではの特色・魅力が 存分に発揮されております。寸法は高 25.8cm×横 21.6cm × 奥 16.2cmで共箱付、2015年に東京都の業者によって約66万円で販売され市場にて取引されました。

人間国宝 藤本能道 色絵鵯文花瓶 ひよどり 鳥文様 花鳥図 花器の価値

花瓶 銘と印

藤本能道の色絵鵯文花瓶です。こちらの花瓶は自分の目で見た実感、写実を生かす描写がまるで絵画のような複雑な色絵表現で描かれ、全体の構図も素晴らしく、見るものを魅了する大変素晴らしい逸品です。寸法は高 26.0cm×径 18.0cmで共箱付、2017年に市場にて約51万円で販売されました。

人間国宝 藤本能道 昭和53年 色絵鶉図大花壷の価値

花壺 共箱

着彩を白磁焼成の本焼工程前に行う独自の描画方法を確立し「色絵磁器」で人間国宝に認定された藤本能道の最上級作品です。富本憲吉氏の助手を務めながら色絵磁器習得し、余白を生かした洗練された作品を作り上げました。

藤本能道独特の見事なまでの色合いで、どの角度から見ても趣深い逸品となっております。こちらの作品は石川県の業者によって販売され、市場にて約48万円で取引されました。

藤本能道の作品の買取査定

藤本能道の作品はコレクターが手放さないため市場に出回ることは少ないです。作品として希少なものは市場にて数百万円の価値があり、安いものでも本物ならば数十万円の値で取引されております。今回の記事が骨董品の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。

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