こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は戦前に発行された鉄道70年記念切手と靖国神社75年記念切手の価値と買い取り相場について記載して行きたいと思います。

切手を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格(市場で実際に取引される値段)に「掛け率」を掛けたものが査定価格となり、掛け率は高額切手ほど高くなります。価値の高い切手では7〜9割の掛け率となり高価買取が期待できます。

鉄道70年記念切手 5銭切手の価値

鉄道70年記念切手

1942年10月14日に(昭和17年10月14日)に発行された鉄道70年記念五銭切手です。「大日本帝国郵便」の文言と「菊花紋章」の下に「C59型機関車」が描かれています。

また、「C59型機関車」の下には発効日である「昭和十七年十月十四日」と「鐡道七拾年記念」の文言が記されています。戦前発行の切手ですが発行枚数500万枚と多いためカタログ価格は下記のように高くありません。

未使用 使用済み 50枚シート
800円 800円 5万円
古切手詳細 取引価格
50枚シート 4500〜1万円
未使用 10〜200円

実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格の1/10〜1/4程度となっており、残念ながらカタログ価格よりも大幅に安価です。

この価格帯の切手では業者による買取価格は実勢価格の半値以下となっているので50枚シートで2000円〜5000円程度が買取相場だと思います。

靖国神社75年記念 7銭切手の価値

靖国神社75年記念

1944年6月29日(昭和19年6月29日)に発行された靖国神社75年記念切手です。鉄道70年記念切手と似たデザインとなっており、「大日本帝国郵便」の文言と「菊花紋章」の下に「靖国神社」が描かれています。

終戦直前に発行された記念切手ですが発行枚数1060万枚と多いためカタログ価格は下記のように高くありません。

未使用 使用済み 100枚シート
150円 150円 2万円
見本

私が調べた実勢価格

実勢価格(実際に市場で取引される値段)は100面(枚)シートが4500円〜14000円程度で取引されています(非常に状態が良いものでも1.4万円程度が取引価格の上限です)。個人的に面白いなと思ったのは画像のようなみほん切手で画像の見本(みほん)切手は2017年に7500円で取引されたことがあります。

切手の買い取り相場まとめ

いかがだったでしょうか?今回取り上げた切手については実際に買い取り査定をしてもらったことはありませんが、この価格帯の切手の場合、実勢価格の4割〜6割程度で買取となります。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。