こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1989年(平成元年)に発行された記念切手の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。この年代の切手になると価値が高いものは少なく、エラー切手を除くと額面前後での買取になるものが殆どです。
1989年の記念切手一覧
1989年(平成元年)発行の記念切手一覧 | |
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アジア太平洋博覧会記念切手 | 横浜博覧会記念切手 |
世界盆栽大会記念切手 | オランダフェスティバル’89記念 |
第3太平洋横断ケーブル開通記念 | 日本郵便 国土緑化62円切手 |
国際花と緑の博覧会62+10円 | 世界デザイン博覧会記念 |
日本郵便 ふみの日 切手 | 第6回インターフロラ世界大会記念 |
フェスピック神戸大会記念 | ユーロパリア日本祭記念 |
国際文通週間 記念切手 | 国際かんがい排水会議記念切手 |
第100回天皇賞競走記念62円 | 第9回熱気球世界選手権 |
著作権管理制度50周年記念 |
1989年発行の記念切手は上記の通りです。この年から通常の記念切手の額面が60円から62円に変更となりました。しかし、アジア太平洋博覧会記念切手と横浜博覧会記念切手では60円額面と62円額面が存在し、62円額面は発行枚数が少ないため下記のように少し価値が高くなっています。
種類 | 額面 | カタログ価格 |
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アジア太平洋博覧会 | 60円 | 120円 |
アジア太平洋博覧会 | 62円 | 170円 |
横浜博覧会 | 60円 | 120円 |
横浜博覧会 | 62円 | 170円 |
アジア太平洋博覧会記念切手
画像はアジア太平洋博覧会記念切手です。市場で取引されている金額は「60円が額面程度」「62円が100円〜150円程度」となっており62円額面の方が価値が高く、買取価格も若干ですが高くなっています。
横浜博覧会記念切手
画像は横浜博覧会記念切手です。発行は60円が3月24日で62円が4月18日となっています。こちらもアジア太平洋博覧会記念切手と同様の相場で市場にて取引されています。
1989年の記念切手の買取相場
1989年の記念切手は近年発行されたものということもあり実勢価格(実際に市場で取引される価格)は額面〜100円程度となっています。そのため、通常のバラ切手やシート・小型シートでは額面前後での買取となる事が殆どです。
シートの価値
1989年発行の記念切手ではほぼ全てで画像のような20面シートとなっています(画像は第100回天皇賞競走記念62円切手)。
シートの実勢価格は1200円〜1500円程度となっており、買取価格は額面前後のケースが殆どです。
価値のある使用済み切手
画像は第6回インターフロラ世界大会記念62円切手です。使用済みですが珍しい初日の満月印(切手の真ん中に押印され、局・支店名や日付などが読める状態の消印)となっており、市場では数十円から百円程度の金額で取引されています。そのため、価値は0円ではなく数円〜数十円での買取が期待できます。
なお、満月印の中でもアジア太平洋博覧会62円切手と横浜博覧会62円切手は現存数が少なく、初日(どちらも4月18日)の満月印の場合、百円〜五百円程度での買取も期待できます。今回の記事が切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。