こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回はろうけつ染め着物の価値と買取相場について記載していきたいと思います。ろうけつ染めでは「高久空木」「丹下雄介」「村田道宣」など有名作家の作品で買取価格が高くなっています。

ろうけつ染めとは

ろうつけ染め

ろうけつ染め(バティック)はひび割れが作る偶然できた模様のの面白さが魅力的です。色彩は多くありませんが、模様の種類が豊富、着物などの反物の染色によく見られ、京都の京友禅でも「蝋纈友禅(ろうけつゆうぜん)」があります。

ろうけつ染め着物の買取相場

買取価格の公式

買取価格=実勢価格×仕入掛け率

中古のろうけつ染め着物は下記のような実勢価格(市場で取引される値段)となっています。着物を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格となり掛け率は価値の高い着物ほど高くなります。

一般的に昔の着物や和装小物では卸問屋が何件も間に入って百貨店に陳列されていたため、残念ながら当時の販売価格の5%以下での買取になるものが殆どです。一方、最近の着物や骨董として価値が高いものでは高額査定が期待できます。

ろうけつ染め袋帯

ろうけつ染め袋帯の価値

画像は生地から染めまでインドネシアで作られた本物のジャワ更紗の袋帯です。中古未使用の逸品で市場にて約15万円で取引されました。未使用のろうけつ染め袋帯は高額査定が期待できます。

 

丹下雄介の袋帯

丹下雄介の袋帯の価値

染色作家 丹下雄介氏の中古袋帯です。ロウケツ染はダイナミックでシャープな表現が出来、友禅染にくらべ絵画的で奥行きのある立体的な染色となることが多いです。こちらの品は2018年に約5万円で取引されており、2〜4万円程度の金額での買取が期待できるでしょう。

 

訪問着

ろうけつ染め訪問着の価値

画像は未使用・未仕立てのろうけつ染め訪問着です。2016年に約3万円で取引されており、少なくとも1万円以上の金額での買取は十分期待できるでしょう。