こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回はひなや 伊豆蔵明彦の袋帯の価値と相場について記載して行きたいと思います。
取引価格と取引件数の傾向
上記は「伊豆蔵明彦」で検索した「ヤフオク」での実際の「取引価格上位50品の平均価格(左軸)」と「年間取引点数(右軸)」の推移を示したものです。
2012年〜2014年頃は「ヤフオク」での年間取引点数は50点以下と少なく、高額商品の平均取引価格も低迷していました。その後、2017年に近くなるにつれて平均取引価格、取引点数が上昇し市場が活性化していることが伺えます。
伊豆蔵明彦 ひなや 唐組 太鼓柄袋帯の価値
伊豆蔵明彦のひなや唐組太鼓柄袋帯です。寸法は長さ448cm 太鼓幅31cmとなっており、素材は正絹、東京都の業者によって販売され市場にて約22万円で取引されました。
ひなや 伊豆蔵明彦 正絹 袋帯の価値と相場
リズミカルで近代的、モダンな着こなしにぴったりのこちらの袋帯は、「くむ あむ おる」でおなじみ、ひなや 伊豆蔵明彦の袋帯です。
糸の斜め交差を取り入れた、スタイリッシュで美しい糸の動きはひなや帯最大の特長です。 独特の凹凸がある華やかな帯地に、金糸で施された大きな花紋がエレガント、締める体の線になじむ、しなやかなその仕上がりはまさに極上と言えます。
寸法は449x30.5cmで生地は正絹、兵庫県の業者によって販売され市場にて約6万円で取引されました。
ひなや工房 伊豆蔵明彦 正絹 唐組錦袋帯の価値
鶯色のグラデーションを基調に、白や淡いグレー、金、焦げ茶で、優雅な組文様が施された袋帯です。
一糸一糸を人の手で組上げる、大変手間のかかる手作業で制作されたひなや(伊豆蔵明彦)の品で、中でも最高の唐組錦です。大きな円が独特の美しさで重なり、幾重にも重なる繊細な文様はじっと見とれてしまう程素敵です。
落ち着いた色使いのシンプルな柄は、帯留め等のお洒落も映えますし、御年代を選ばず、幅広くお使い頂ける極上の逸品です。
寸法は巾30.8cm、長さ448cm、10年位前に誂えた品で仕立て済み未使用のこちらの品は千葉県の業者によって販売され市場にて約6万円で取引されました。
伊豆蔵明彦 ひなや 佐賀錦 袋帯の価値
自然染織家・伊豆藏明彦が数十年前、正倉院御物にあります聖徳太子の束帯等の組物の復元に成功し、その技法を以って幅八寸二分の帯に組み上げたものです。
古来組物は、神事や天皇といった高貴な存在を対象とした荘厳な場を飾り、畏敬の念を表す象徴として存在してきました。 唐組帯を現代礼装用帯の最高位に位置する帯と捉え、叙勲など栄典、褒賞の場を飾るに相応しい帯として、明彦氏「唐組帯」と銘打ち誕生させました。
正倉院御物にも見られる歴史に裏付けされた格調高き明彦氏創作で、初期に織られた逸品手織、経に箔=佐賀錦にて織り上げられています。コチラの袋帯は神奈川県の業者によって販売され市場にて5万円で取引されました。
伊豆蔵明彦の袋帯の価値と相場まとめ
いかがだったでしょうか?伊豆蔵明彦の袋帯は中古品だとしても価値が高いものでは20万円前後の金額で市場にて取引されているため、業者による買取だったとしても高額買取が期待できます。
2017年、2018年は以前と比べると高額商品の平均取引価格が上昇しており、売り時かもしれません。今回の記事が着物の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。