こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回は大村禎一の訪問着・袋帯の価値と相場について記載して行きたいと思います。

大村禎一(1943年京都市生まれ)は1980年文部大臣賞を受賞、その後日本工芸会正会員に認定され現在まで 日本伝統工芸染織展入賞、文化庁長官賞、京都府教育委員会教育長賞など、数々の受賞暦をもっております。

日本工芸会 大村 禎一作 訪問着の価値


秋に花をつける”オオハンゴソウ”が描かれた日本工芸会大村 禎一の素晴らしい訪問着です。

昭和30年に設立された公益社団法人日本工芸会は重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体です。

寸法は「肩山総丈164㎝・裄66㎝(2㎝程でます)・袖丈49㎝・前幅24,5㎝・後幅30㎝」で素材は正絹、状態は中古品ですが極上、大阪府の業者によって販売され、市場にて約13万円で取引されました。

日本工芸会 大村禎一 ローケツ染 袋帯

帯

学生時代に学んだ写生を基とした、しっかりとした素地を持ち、友禅・ローケツ染めなどを駆使した、臨場感あふれる作風を、自然をテーマに描きあげられた渾身作です。

素材は真綿紬地、氏の最も得意なローケツ加工、波濤に浮かぶ佐渡が描かれた美しくい1本で寸法は幅:約31センチ 長さ:約425センチ前後となっており、兵庫県の業者によって約1.5万円で販売され、取引されました。

大村禎一の訪問着・袋帯の価値と相場まとめ

いかがだったでしょうか?大村禎一の作品は市場に出回る点数が少なく目にする機会はあまりないかもしれません。高いものだと中古品だとしても市場にて10万円前後の価値で取引される事があります。

また、状態が悪く人気のないものでも数千円の価値はありますので価値が気になる品がありましたら査定してもらうと良いでしょう!今回の記事が着物の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。