こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回は久保田一竹の訪問着・留袖の価値と相場について記載して行きたいと思います。
室町時代に武家の高級品として隆盛を極めた 「辻が花」絞リ染めの着物は、 江戸時代になると 友禅染の発展にともない、忽然とその姿を消してしまいました。
その幻の「辻が花」絞り染めを現代に復活させたのが 初代 久保田一竹です。 初代 久保田一竹氏は手描き友禅を生活の糧としながら、研究を続け、 60歳にして初めて納得のいく作品を完成させました。
この完成された作品は一般的に「一竹辻ヶ花」と命名されており、市場にて高額で取引されております。
初代久保田一竹 桃山 訪問着 一竹辻が花染めの価値
初代久保田一竹の「桃山」一竹辻が花染め訪問着です(中古品)。約25年程度前の作品で11個もの辻ヶ花が散りばめられています。
寸法は身丈 160cm(肩から) 裄丈 63cm 袖丈 49.5cm 袖幅 32cm 前幅 23.5cm 後幅 30cmとなっており、素材は正絹、神奈川県の業者によって販売され市場にて50万円で取引されました。
久保田一竹 「辻が花」 訪問着セットの価値
久保田一竹の 正絹「辻が花」訪問着・長襦袢セットです。上品な水色の生地に、シルバーの糸が織り混ぜられ、 キラキラと美しいこちらの品は、 笹の葉模様の地紋に美しいぼかし染め、 そして、 辻が花絞りの一輪の花が幻想的に咲く 逸品の仕上がりとなっております。
寸法は身丈 162cm 裄丈 70cm 袖丈 49cm 袖付 21cm 前巾 27.5cm 後巾 32.5cmの中古品。京都府の業者によって販売され市場にて約28万円で取引されました。
織の宝石 佐波理綴袋帯 久保田一竹訪問着セットの価値
虹の様な美しい柄が織り上げられた佐波理の袋帯と久保田一竹の暈しの訪問着のセットです。特別な角度で織り込まれた柄は、光を乱反射させてダイヤの様な輝きを放つ、織の宝石と呼ばれる佐波理綴で、昼間は上品に落ち着いた輝きを、夜や照明の下では光そのものを織り込んだ様に美しく浮かび上がります。
共に中古品ですが状態の良い極上品、相場に比べると若干価格がやすいように感じますが千葉県の業者によって販売され市場にて25万円で取引されました。
久保田一竹の訪問着や帯の価値と相場まとめ
いかがだったでしょうか?久保田一竹の作品は中古品の場合でも人気の柄やデザインの場合50〜100万円前後の値段で取引されることがあります。今回の記事が着物の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。