こんにちは自宅の埋蔵金ねっとの鈴木です。今回は産業図案切手の2円(農婦)〜15円(紡績女工)の価値と相場について記載して行きたいと思います。希少なものが多い16円〜300円につきましては「産業図案切手16円〜500円の価値と相場」で掲載しています。

産業図案切手とは

産業図案切手

産業図案切手は「2円…農婦、3円…捕鯨、5円…採炭夫、5円…茶摘み、6円…印刷女工、8円…採炭夫、15円…紡績女工、16円…穂高岳、20円…植林、30円…郵便配達、100円…製鋼、500円…SL製造」が存在し、基本的には額面が高額になればなるほど価値が高くなります。

2円 農婦の産業図案切手の価値

切手 切手

1948年(昭和23年)発行の農婦 産業図案切手です。額面は2円となっており、一枚あたりの市場での取引価格は50円〜100円程度とあまり価値は高くありません。一部価値が高いものが存在し、上記右のような印刷局製造の銘版付の場合、市場にて1000円程度の値がつく事があります。

3円 捕鯨の産業図案切手の価値

捕鯨の産業図案切手です。額面は3円で100面シートの場合、市場にて7万円〜10万円の価値で取引される事があります。取引価格の傾向としては100面シートは2014年頃は2万円〜4万円程度の価格での取引が大半でしたが現在では7万円〜10万円程度まで価格が上昇しています。

100面シート以外では下記のような印刷局銘版の全型目打の切手で5000円、一枚ごとの単品だと1枚600円〜1000円程度の価格で取引されております。

5円 採炭夫の産業図案切手の価値

採炭夫の切手は額面が5円と8円が存在します。5円額面タイプの1枚あたりの市場価値は300円〜600円程度、こちらも印刷局製造の銘版付の場合、値段が上がり、1枚2000円程度の価値になる事があります。

5円 茶摘み産業図案切手の価値

茶摘みが描かれた産業図案切手です。100面シートの場合15〜20万円程度で取引されることもあります。戦後の1949年に発行され額面は5円、1枚当たりの市場価格は1500円〜3000円程度となっております。下記のような状態の良い茶摘み産業図案切手の場合は価値が高く1枚当たり3500円、10枚ブロックで35000円程度の金額で取引されております。

6円 印刷女工の産業図案切手の価値

印刷女工の産業図案切手です。額面は6円となっており、1枚あたりの市場での取引価格は200円〜400円程度とあまり高くありません。こちらも銘板付の場合、価値が上がります。

8円 採炭夫の産業図案切手の価値

採炭夫の8円切手です。額面は採炭夫の5円切手に比べると大きいのですが市場での取引価格は低く、一枚200円〜500円程度で取引されています。

なお、採炭夫切手の特徴として5円、8円額面両方で郵便切手帳が数多く存在する事が知られています。これらは単体での切手よりも1枚あたりの金額が高額で取引される傾向があります。

15円 紡績女工の産業図案切手の価値

紡績女工の産業図案切手です。額面は15円と大きいのですが市場での取引価格は低く1枚100円〜200円程度の価値となっております。他の産業図案切手同様に一部で目打ちエラーなどが存在し、エラー品は価値が高いです。

産業図案切手の価値と相場まとめ

いかがだったでしょうか?産業図案切手の2円〜15円では5円額面の茶摘みが最も価値が高く取引されており、業者による買取の場合も最も高く買い取ってもらう事ができます。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。

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