こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回は二代目上野為二の袋帯の価値と相場について記載して行きたいと思います。二代目 上野為二(うえのためじ)は 昭和30年人間国宝となった初代上野為二氏の孫で近年、二代目為二を襲名しました。
上野清江氏にはじまり、人間国宝に指定された初代上野為二氏、上野工房を確立した上野忠夫氏、そして初代上野為二氏の孫にあたる弐代目上野為二氏と四代に渡り素晴らしい技術が伝承されております。
人間国宝 上野家 二代目上野為二 九寸帯の価値
人間国宝上野家「二代目 上野為二」氏による、九寸名古屋帯(お太鼓柄)です。 二代目「上野 為二」氏は、人間国宝である初代 故「上野 為二」氏の孫にあたります。
三眠蚕糸を使用し織り上げられた生地は、駒無地のようなしっとりとした風合いの帯地で、美しい濃藍色とグレー色となっております。
また、紺色や藍色、白色、松葉色、白群色、青磁色などの落ち着いた色彩で、波文と松などの風景画が繊細に染められており、情緒漂う素敵な帯です。
なお、名古屋帯とは、大正5年頃、名古屋の地で考案された事から、その名がつきました。 袋帯より使用する場所を選ばず、また締めやすく種類も豊富ですので、着物のおしゃれをする時には大活躍する帯となっております。
生地は正絹で、作家の落款有り、愛知県の業者によって販売され市場にて約10万円で取引されました。
二代目 上野為二 新小石丸グレー地 九寸帯の価値と相場
2代目 上野為二 新小石丸 九寸名古屋帯です。地色は淡グレー、質の良い小石丸地に模様が描かれた逸品となっており、素材は正絹、大阪府の業者によって販売され市場にて8万円で取引されました。
弐代目 上野為二 九寸なごや帯の価値と相場
人間国宝初代上野為二氏の孫である弐代目 上野為二氏の貴重な九寸名古屋帯です。 やさしい色の地に、繊細に描かれた文様は見るものをうっとりさせます。
新小石丸糸使用の絹地を使用し、淡いグレー色系に染めた地に、弐代目 上野為二の技法を用いて、水辺に草花咲く風情ある建物の風景の柄を細かく丁寧に描きあげております。素材は正絹で、東京都の業者によって販売され市場にて約8万円で取引されました。
上野為二の帯の価値まとめ
いかがだったでしょうか?上野為二の帯は中古品だとしても価値があり、状態が良く(未使用など)人気があるものだと10万円前後の金額で市場にて取引されており、業者による買い取りの場合も高額買取が期待できます。今回の記事が着物の査定価格の参考になりましたら幸いです。