こんにちは着物の買取売却査定ナビです。今回は大城廣四郎の帯や着物の価値について記載して行きたいと思います。
大城廣四郎(1920年、沖縄県南風原町生まれ)は日本工芸展での受賞歴のほか、1988年労働大臣より現代の名工「卓越技能者」として表彰され、数々の輝かしい賞を受賞されました。現在、その技術は現在、息子である大城一夫と孫の大城拓哉に継承されています。
紬 本場 琉球本染絣 手織 大城廣四郎工房の価値
黒緑色系・辛子色を主に格子取にし、さらに生成り色系で細かな絣文様を織あらわした、味わい深い逸品です。琉球絣の名工として広く知られる故・大城廣四郎氏の技と意思を受け継いだ大城廣四郎工房で織り上げられた琉球絣です。
沖縄県伝統工芸品の証、沖縄県織物検査済之証、経済産業大臣伝統的工芸品の証が付いており、生地は正絹100%で未仕立て、京都府の業者によって販売され市場にて約15万円で取引されました。
大城廣四郎 本場琉球本染かすり 手織 開き名古屋帯の価値
手織りの本場琉球本染かすり、大城廣四郎工房の上質な作品です。生成り色の紬地に、柔らかな茶系の色で描かれた絣文様、イチチマルグムー(五つ雲)、カサヒグムー(重ね雲)など伝統的な柄行が織り成されています。
寸法は幅31cm 長さ4m74cmの未使用品、神奈川の業者によって販売され市場にて約13万円で取引されました。
手織り 琉球本染絣 無地 着尺 大城廣四郎の価値
沖縄県伝統工芸品の証、沖縄県織物検査済之証、経済産業大臣伝統的工芸品の証のついた質の高い琉球絣(琉球かすり)です。
張りのある織上がりの中に、紬らしい暖か味があり、やさしい風合いと肌触りは琉球手紬ならではの感触、「現代の名工」受賞、伝統工芸士「大城廣四郎氏」の工房作品です。
生地は正絹で、未仕立て未使用品、奈良県の業者によって販売され市場にて約7万円で取引されました。
なお、彼の代表作である琉球絣の技術はもともとはインドなど南方で生まれました。沖縄が本格的な織物の産地となったのは大正時代で独自の伝統の技術・技法が行き渡り、現在に至っています。
大城廣四郎の帯や着物の価値まとめ
いかがだったでしょうか?大城廣四郎の着物や帯は市場に出回る点数が少なく未使用品で人気の柄の場合、中古品でも市場にて15万円程度の値がつく事があります。今回の記事が着物の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。