こんにちは自宅の埋蔵金ねっとの鈴木です。今回は日本で最初に発行された郵便切手である竜文切手(竜切手)48文、100文、200文、500文について記載して行きたいと思います。
竜文切手は1871年(明治4年)旧暦3月1日に発行されましたが、この日は現在の太陽暦では4月20日であるため、この日を含む一週間を現在では切手趣味週間と指定しています。また、竜文切手という呼称は、図案が雷紋と七宝の輪郭文様の中に向かい合った竜が描かれていることに由来します。
手彫 銭四十六文切手の価値
竜文切手48文です。第1版と第2版が存在し、最近では第1版の方が少し価値が高く1枚あたりの価格(市場での取引価格)は下記のようになっています(カタログ上は第2版の方が価値が高いケースが多いです)。
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
東京都 | 2018年 | 美品 第1版 | 22500円 |
大阪府 | 2017年 | 美品 第1版 | 25000円 |
神奈川県 | 2016年 | 極美品 第1版 | 40000円 |
古い日本切手カタログだと6万円以上のカタログ価格が掲載されていますが現在ではそこまで高額では取引されていません。なお、過去に一度だけ下記のような竜文切手48文 第1版縞紙シートが市場に出回ったことがあり、下記のシート(40枚)は約150万円で取引されました。
手彫 銭百文切手の価値
竜文切手100文です。こちらも第1版と第2版が存在し、第2版の方が価値が高いです。1枚あたりの価格(市場での取引価格)は下記のようになっております。
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
埼玉県 | 2018年 | 極美品 第2版 | 170000円 |
愛知県 | 2017年 | 美品 第2版 | 130000円 |
福岡県 | 2016年 | 美品 第1版 | 28000円 |
銭二百文の価値
竜文切手200文です。こちらも100文同様に2版の方が価値が高く1枚あたりの価格(市場での取引価格)は下記のようになっております。
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
広島県 | 2018年 | 極美品 第2版 | 150000円 |
東京都 | 2017年 | 極美品 第2版 | 120000円 |
静岡県 | 2017年 | 極美品 第1版 | 45000円 |
古い日本切手カタログだと第2版でも8万円程度の金額が掲載されていましたが、現在では40~60%程度の3.2万円〜4.8万円程度が相場です。
銭五百文切手の価値
竜文切手500文です。第1版で黄緑・青緑・緑に分類され第2版までが存在します。1枚あたりの価値(市場での取引価格)は下記のようになっており「第1版黄緑」や「第1版緑」の価値が高いです。
業者所在 | 取引年 | 切手状態 | 取引価格 |
---|---|---|---|
千葉県 | 2018年 | 極美品 第1版緑 | 280000円 |
宮城県 | 2017年 | 極美品 第1版青緑 | 65000円 |
新潟県 | 2016年 | 美品 第2版 | 35000円 |
竜文切手まとめ
日本最初の切手である竜文切手の印刷は薄手の和紙で切手の目打も裏糊もありませんでした。またサイズが19.5mm四方の正方形であり、現在とは異なり国名表記などもありませんでした。
最も価値が低い48文だとしても市場にて2万円前後からの金額で取引されており、業者による買取の場合も高額買取が期待できます。今回の記事が切手の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。
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