こんにちは鉄瓶の買取査定情報館です。本日は金屋五郎三郎の骨董品や銅瓶の価値や市場価格について見て行きたいと思います。金屋五郎三郎の作品は人気が高く市場にて高額で取引されております。
金屋五郎三郎とは
金谷五良三郎は京都を代表する錺鋳物師です。五郎三色とよばれる錆(さび)付けによる独自の着色法を開発し代々世襲して五郎三郎を名乗りました。
初代から8代までは金屋五良三郎、9代からは「金屋」を「金谷」と改め金谷五良三郎と名乗ります。8代金屋五良三郎は尾州徳川公の御用達となって寵遇を受け、「五良三」と言えば銅器の別称とさえなりました。数多くの作品が作られ希少な逸品は数百万円の値で取引されております。
金屋五郎三郎 黄銅梅古木象嵌竹節 提手平丸 湯沸 銅瓶
金屋五郎三郎の銅瓶です。銀摘蓋の縁に「五郎三造」在刻銘、黄銅に美しい銀と赤銅の梅古木高肉象嵌がされた名品となっております。
黄銅と緋銅の二重造竹節提手など細部まで造り込まれており、サイズは約14.3×12.3×17㎝、重量528g、2016年に市場にて約160万円で取引された逸品です。
金屋五郎三郎造 銀滅金 平丸梅彫 湯沸
先ほどの銅瓶とは共箱や瓶の銘が異なります。金屋五郎三郎の作品は初代から15代までありますが銘がそれぞれ異なり、真贋(本物か偽物)を見極めるためには全てを熟知する必要があります。
こちらの湯沸はサイズ約16.8×14.3×17㎝、重量387gとなっており、2015年に市場にて約80万円で取引されました。
金屋五郎三郎造 緋銅鎚目棗形銀摘内銀 湯沸 銅瓶
大変美しい金屋五郎三郎の作品です。サイズは12×13.5×12.2㎝、重量は436gとなっており下記画像のように瓶底に銘が入っています。
何代目の金谷五良三郎の作品かは定かではありませんが大阪府の業者によって販売され市場にて約42万円の金額で取引されました。
金屋五郎三郎造 金銀象嵌 龍人物図耳付 三足瓶掛
金銀象嵌松波龍人物図花枝金銀象嵌図の金工図が両面に描かれ耳にまで瓢蔦葉の金銀象嵌が描かれた金屋五郎三郎の作品の中でも最高級と言える名品瓶掛です。サイズは約32×27.5×19.5㎝、内径23.5㎝、重量4.2kgとなっており、市場にて約50万円で取引されました。
金屋五郎三郎の買取査定
金屋五郎三郎(金谷五郎三郎)の作品は希少価値が高く人気があることから業者による買取の場合でも市場価値(市場価格)の5割〜9割程度と高額買取が期待できます。今回の記事が骨董品コレクションや買取査定価格の参考になりましたら幸いです。
鉄瓶の買取業者一覧
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