鉄瓶の霰(あられ)について

こんにちは鉄瓶の買取査定情報館です。今回は鉄瓶の霰(あられ)について書いて行きたいと思います。

鉄瓶の霰とは

霰(あられ)とは鉄瓶や釜の表面に円錐形の突起を埋め尽くした表現ので、霰は文様表現の一つである、雲やドハを表す技法である霙(みぞれ)から出発し、最後に霰に至って完結したとされております。

霰は、その派生の経緯から地文、膚のいずれの概念にも当てはまらない独自の表現と美をもっています。突起物が羅列しているだけの表現は、近代の抽象芸術にも通じる繰り返しによる存在意識の提示と言う主題のようです。

霰はそれ自体で成立した表現手法のため、鉄瓶や釜の形を選ばず、直形、丸、角とあらゆる形に登場します。霰は、文様や膚のように手法と効果の点でしかるべき形を選択する必要が無いという大きな特徴があるとおもいます。

今回の記事が鉄瓶コレクションの参考になりましたら幸いです。