秦蔵六の鉄瓶・銀瓶の価値

こんにちは鉄瓶売却買取情報館です。今回は秦蔵六の珍しい鉄瓶・銀瓶の価値や骨董品業者による買取価格について書いていきたいと思います。

初代 秦蔵六造 獣口饕餮紋鉄瓶

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初代の秦蔵六造の獣口饕餮紋鉄瓶です。

初代秦蔵六とは文政6年生まれ。蝋型(ろうがた)鋳造を得意とし中国古銅器の模作で知られました。孝明天皇の銅印、将軍徳川慶喜(よしのぶ)の征夷(せいい)大将軍の金印をつくり、明治6年には明治天皇の御璽(ぎょじ)、国璽を鋳造しました。

また、京都へ出て龍文堂に鋳法を学び、のち中国の周・漢の古銅器を研究した事でも知られています。孝明天皇の銅印・ 徳川慶喜の征夷大将軍の黄金印を鋳作し、また宮内省の命により御璽・国璽を鋳作しました。

共箱 スクリーンショット 2014-11-18 20.15.54

共箱は2重箱となっておりそれぞれ二代秦蔵六、初代秦蔵六による署名捺印がされています。

蓋裏

鉄瓶の蓋裏は上記の用になっており、内銀張霊芝図が施されています。

秦蔵六の作品の価値

秦蔵六の作品については銀瓶や鉄瓶など以下のような物がオークションにて取引されております。何点下具体的に取り上げていきたいと思います。

三世 秦蔵六造 翡翠環蓋裏彫獣口 銀瓶

銀瓶

3世秦蔵六の銀瓶です。非常に美し形の瓶で上記の品は約335万円で取引されました。

蓋裏は以下のようになっており独特の雰囲気を醸し出しています。

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秦蔵六造 万代屋鉄瓶

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秦蔵六造 万代屋鉄瓶です。共箱も付属しており以下のような銘が記名押印されています。
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また、蓋裏に銘が彫られており以下のようになっています。
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こちらの鉄瓶は最終的に80の入札を集め約80万円で取引がされました。

骨董業者による買取

秦蔵六の作品は人気が高いことから業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となることが一般的です。今回の記事が鉄瓶や銀瓶の買取査定や鉄瓶コレクションの参考になりましたら幸いです。

鉄瓶の買取業者一覧

バイセル

骨董品買取のバイセルは坂上忍さんをイメージキャラクターとして採用し、様々な骨董品の買取をしている業者です。月間20,000件以上の買取を行なっている大手買取業者なので安心して依頼できます。

日晃堂

骨董買取 日晃堂は鉄瓶や掛け軸などの骨董品を専門としている買取業者です。鉄瓶や銀瓶などを専門とした経験豊富な査定士が多く在籍しているので安心して依頼できます。