こんにちは鉄瓶の買取査定情報館です。鉄瓶情報館では日本の希少な鉄瓶、銀瓶、金瓶について日々記事を更新させていただいております。今回は波多野正平造の鐵瓶の価値について見ていきたいと思います。
波多野正平とは
亀文堂は、明治から昭和時代に鉄瓶を作っていました。初代は、波多野正平で文化13年(1816)に京都に生まれ、弟の秦蔵六と共に龍文堂四方安平に師事して鋳造を学び、その後京都で独立し、文人肌で頼山陽に愛され、安政6年(1859)安政の大獄に連座、1年半ほど幽閉されました。
彼の作品は高い物では国内オークションにて400万円ほどの値段がつけれるなどその人気ぶりが伺えます。波多野正平の作品について一点一点見ていきたいと思います。
亀文堂初代波多野正平獣摘青銅蓋獣口丸形鉄瓶箱入
以下は出品者である夢工房様から引用させていただきました。
時代古作鉄瓶の名品。入っていた箱に「能登川亀文堂作鉄瓶」箱の蓋裏には初代亀文堂作と箱書があります。ただ、鉄瓶本体には底款や、角印はありません。古鉄の味わいや、耳のトカゲの仕事、初代正平の特徴ある獣口などから亀文堂初代波多野正平作に間違いないものと思われます。
獣摘青銅蓋、青銅提手と細部まで見事な造です。その当時から希少性が高いと言われていた江戸時期、初代亀文堂の作品を是非お楽しみください。
こちらの鉄瓶は最終的には400万円ほどで取引され過去3年間ですと最も高い価格で取引された波多野正平の鉄瓶だと思われます!!
竹形提手月盛上鉄瓶 在銘日本亀文 初代亀文堂 波多野正平作
続いての鉄瓶は共箱等が付属しておりませんがこちらも、かなりの高額で落札されました!以下は出品者であるhoku1022様から引用させていただきました。
旧家やコレクター様より譲り受けました。
長年保管してあった物ですので塵、スレ、全体的にサビ、汚れ等ございます。
蓋裏に『日本亀文』、胴裏に『家拙日本琵琶湖在東』と在ります。
1時間程水はり水漏れがありませんでしたが、後の使用等による水漏れ等は保障致しかねます。
恐れ入りますが画像にてご判断下さい。
こちらの鉄瓶は最終的に260万円ほどで取引が成立しました。こちらもかなりの高額での取引になりました。なお、「家拙日本琵琶湖在東」は、正しくは「家在日本琵琶湖之東」と読みます。
最後に現在オークションに出回っている波多野正平の鉄瓶について見ていきたいと思います!
オークションの波多野正平造鉄瓶
亀文堂 波多野正平造 平丸式鉄瓶 蓬莱仙館之図 共箱
かなり状態の良い鉄瓶となっております。以下出品者であるSABI-net様から引用させて頂きました。
共箱に「平丸式 鐵瓶 蓬莱仙館之図」「亀文堂 正平 印」とある鉄瓶です。 切り立った美しい地紋と肌に、提げ手と摘みには銀象嵌が施された状態の素晴らしいお品です。 胴後部「日本亀文」底面「家拙日本琵琶湖之東」のはっきりと読める在銘のお品です。
骨董業者による買取
骨董品業者による買取の場合、波多野正平の鉄瓶は人気が高いことから市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となることが一般的です。今回の記事が鉄瓶の買取査定や鉄瓶コレクションの参考になりましたら幸いです。
鉄瓶の買取業者一覧
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