こんにちは切手の買取売却査定ナビです。今回は1947年に発行された京都切手展小型シートの価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
京都切手展の前に開催された東京切手展では一週間のうちに入場者数が25万人を越えるほどの大盛況だったため、東京切手展の展示品を全国各地に運び、それぞれの地域で切手展を開催する運びとなりました。
京都切手展は準備期間も短く、東京で開催された切手展とほぼ同じ内容でしたが多くの入場者が訪れ、大成功に終わったそうです。
京都切手展小型シートの価値
1947年8月19日(昭和22年8月19日)に発行された京都切手展(郵便切手を知る展覧会記念)小型シートです。第1次新昭和切手の清水寺2円を5枚組み合わせたデザインとなっており、合計額面は10円、サイズは約115mm×71mm、カタログ価格は下記の通りです。
カタログ価格
種類 | 未使用 | 使用済み |
---|---|---|
通常品 | 6000円 | 6000円 |
京都切手展小型シートの買取価格
京都切手展(郵便切手を知る展覧会記念)小型シートは発行枚数15万枚と決して多くありませんが現存数が多いため通常品の買取価格は数百円〜数千円程度が相場です。価値が高いのは下記の通りで試作品や見本(みほん)は高額査定・高額買取が期待できます。
試作品の価値と買取価格
通常は市場に出てくることのない試作品です。戦後初期の小型シートの試作品は関係者から流れ出たものが僅かに存在し、みほん切手以上の価値があります。
正規品と比べると印刷が粗く所々色抜けや色飛びがあります。色合いもシャープさに欠け、紙質もやや粗紙となっており正規の通常品と比べると一目瞭然です。市場に出てくることは殆どありませんが、2017年に売りに出された時は約5.8万円で取引されました。4万円以上での買い取りも期待できる希少な品です。
みほん切手の価値と買取価格
みほん切手で構成された小型シートも希少で価値が高いです。実勢価格(実際に市場で取引される値段)は1.1〜2万円程度となっており状態が良ければ1万円以上での買取も期待できます。
その他、希少なものとしては定常変種([郵]の字欠け等)やエラーが存在します。定常変種は専門家が見ないと判りにくい物も多いので信頼できる業者に鑑定(査定)してもらうと良いでしょう!今回の記事が古切手の売却や換金の参考になりましたら幸いです。