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アウガルテン プリンスオイゲンの価値と買取相場

プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)シリーズとは

プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)シリーズ

プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)は1720年に創作されたアウガルテンの最も古いシリーズの一つです。

当時は、マイセンと同様に「シノワズリ(東洋趣味)」とよばれる東洋のモチーフが好まれていました(プリンスオイゲンはデュパキエ期に作られた数少ないデザインの一つとなっており、柿右衛門を模倣した流れを受けているため、見た感じは日本文化を感じるものとなっています)。

プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)という名は、ハプスブルグ帝国の発展に大きく貢献し、芸術の大いなる支援者として知られたハプスブルク家の軍人オイゲン公に献納されるべく命名されました。

最初に使用されたのはウィーンのヴェルベデール宮殿(ヴェルヴェデーレ宮殿)のガーデン・ルーム ディナーとなっており、保管状態が良いものでは高価買取が期待できます。

アウガルテン プリンスオイゲンの買取相場

下記はコレクターである土田が調べた「アウガルテン プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)」の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。

実勢価格や買取相場は下記の売買価格を調べる事ができるオークファンというサービスや食器を販売している友人、コレクター仲間に聞いて調査しました。

オークファンではヤフオクなどの過去の落札価格を調べる事ができます!

プリンスオイゲン彩色トリオの買取相場

プリンスオイゲン彩色トリオ

画像は珍しいプリンスオイゲン彩色トリオ(カップ&ソーサー&プレート)です。アンティーク アウガルテンとなっており、市場に出回ることは稀、実勢価格は画像のようなトリオセットで3万円〜4万円程度が相場です。

業者による買取価格は高くなっており、1.8万円〜2.4万円程度での買取が期待できます。

プリンスオイゲン プレートの買取相場

ヴェルヴェデーレシェイプのプレート

画像はアウガルテン プリンスオイゲンのプレートです。シェイプは先ほどのトリオと同様に角ばった「ヴェルヴェデーレシェイプ(ベルベデールシェイプ)」となっており、ヴェルヴェデーレ宮殿を思い起こさせる美しいフォルムとなっています。

中古品市場での実勢価格は1枚5,000円〜12,000円程度、業者による買取価格は2,500円〜6,000円程度が相場となっております。

プリンスオイゲン カップ&ソーサーの買取相場

プリンスオイゲン カップ&ソーサー

画像はプリンスオイゲンのカップ&ソーサーです。先の2つと異なり1744~1784年 ロココ時代に主流であったモーツアルトシェイプとなっています。

中古品市場での実勢価格は7,000円〜25,000円程度、業者による買取価格は3000円〜13,000円程度が相場となっております。

プリンスオイゲン21点コーヒーセットの買取相場

プリンスオイゲン21点ティーセット

画像はアウガルテン プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)のコーヒー21点セットとなっております(モーツアルトシェイプ)。

マリアテレジアシリーズと双璧をなす人気を誇り美しく深みのある白地に可憐な手描きの植物、周りを彩る金彩の絶妙なコンビネーションが素晴らしい傑作です。

セット内容はトリオ6客、コーヒーポット、シュガーポット、クリーマーとなっており、実勢価格は12万円〜20万円程度、業者による買取価格は7万円〜12万円程度が相場です。

アウガルテン プリンスオイゲンの買取価格まとめ

いかがだったでしょうか?アウガルテンはデザインにより5時代に分けられ、デュ・パキエ時代(1718~1744年)に次ぐロココ時代(1744~1784年)にマリアテレジアによりオーストリア皇室直属の窯になりました。

プリンスオイゲン(プリンツ・オイゲン)の場合、同一デザインで同一状態ならばモーツァルトシェイプよりもヴェルヴェデーレシェイプの方が価値が若干高い傾向があります。今回の記事が使わなくなった食器の売却や換金の参考になりましたら幸いです。

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