マイセン森の声の価値と買取相場

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マイセン森の声とは

マイセン森の声では、さざなみを思わすレリーフが特徴的な「波の戯れ」と同じシェイプに、森の自然と虫などの生物が描かれています(森の声は波の戯れのフォルムを考案したバックス氏自身がデザインしました)。

やさしい筆致と色合いがロマンティックな雰囲気を醸し出しており、プレートやカップの裏にはマイセンの作品であることを証明する、2振りの剣を交差させたマークがあります。

下記はコレクターである土田が調べた「マイセン森の声」の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。

実勢価格や買取相場は下記の売買価格を調べる事ができるオークファンというサービスやマイセンを販売している友人、コレクター仲間に聞いて調査しました。

オークファンではヤフオクなどの過去の落札価格を調べる事ができます！

画像はマイセン森の声の日本茶セットです。ティーポット、カップ(湯呑み)、ソーサーのセットとなっており、中古品市場での実勢価格は3.5万円〜5.5万円程度、業者による買取価格は2.1万円〜3.5万円程度が相場です。

画像はマイセン森の声のコーヒートリオ(カップ&ソーサーとプレート)です。ヴェレンシュピール(波の戯れ)のデザインは21世紀のマイセンを担うアーティスト集団によって1996年に生まれました。

さざ波のようなレリーフがあるものとレリーフのないものがあり、いずれも自然を感じさせるフォームが現代の暮らしにやすらぎを与えると人気を博しています。

中古品市場での実勢価格は2万円〜3.5万円程度、業者による買取価格は1万円〜2.1万円程度が相場です。

画像はマイセン森の声のティーカップ&ソーサーです。ハンドペイントで瑞々しい森の草花と、鳴虫が描かれた作品となっており、中古品市場での実勢価格は1.5万円〜2万円程度が相場です。

業者による買取価格は実勢価格の4〜6割程度となっており、0.6万円〜1.2万円程度での買取が期待できます。

マイセンの状態と買取価格

マイセン食器の買取価格は状態や売却時期、業者の在庫状況によって異なります。通常、状態が良く業者の在庫状況がタイトな時期に売却すれば最も高く売れますが、業者の在庫状況は売る側には判らないため、高価なマイセンを売る場合は相見積もりをする事をお勧めします。

1級品・2級品・級外品の価値

マイセン食器では1級品と2級品、級外品が存在します。マイセンマークに複数の切り込み線(スクラッチ)があるものを級外品、マイセンマークに2本のスクラッチがあるものを2級品、スクラッチの無いものを1級品と定義することが一般的です。

1級品と比べ2級品は「金彩の厚さが足りない」「絵付けの色にムラがある」「小さな傷がある」などの特徴がありますが、1級品と2級品はコレクターや専門家が鑑定した場合でも外観だけ(マーク以外)から判断するのは難しいです。

ただ、国内で出回っている殆どのマイセン食器は1級品なので、そこまで気にする必要はありません。また、価値(買取価格)は1級品>2級品>級外品となっています。

いかがだったでしょうか？マイセン森の声は定番シリーズのブルーオニオンや青い花、黄色のバラなどと比べると市場に出回る機会は少なくなっています。

マイセン食器だけあって中古品だとしても価値の下落幅は小さく、高価買取が期待できます。今回の記事がマイセンの売却や換金の参考になりましたら幸いです。

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