こんにちはコインワールドです。今回はレーゲンスブルクのダカット金貨について見ていきたいと思います。さっそく見ていきましょう!
レーゲンスブルクとは
バイエルン州東部、オーバープファルツの中心都市であり、ドナウ川とレーゲン川の合流近くに位置します。歴史的景観と穏やかな気候から夏の保養地としても多くの旅行客を集め、近隣の都市としては、南西約55キロにインゴルシュタットが位置します。
レーゲンスブルク自由市は、10世紀に司教管区とバイエルン公爵によって貨幣製造が開始されました。1180年に帝国の自由市になると、1230年には独立した貨幣製造権を得ました。レーゲンスブルクのコインも、神聖ローマ帝国やドイツ南部の貨幣制度下に発行され、1511年に年号が記されるようになってから1803年まで続きました。
18世紀以降は、司教管区を遥かに上回る非常に美しいコインが流通しました。その中でも特に美しいコインとして今日でも人気の高いコインがレーゲンスブルクの都市を描いた都市景観銀貨、金貨になります。
レーゲンスブルク都市景観銀貨
レーゲンスブルクの都市景観銀貨は1ターラー銀貨だけで14種類ものバラエティにとんだ美しいコインが発行されています。今回は国内オークション等でも出回ったことが皆無では!?というコインを中心に見ていきます。
1792年 レーゲンスブルク 都市景観ターラー銀貨です。
非常に美しい日の出が都市景観と共に描かれています!国内、海外ともに殆ど取引されない希少な都市景観銀貨です。そのためカタログ価格は高額になっており、UNCで2750USDほどになります。実勢価格はカタログ価格よりさらに高額で未鑑定品(グレードはMS60程度)で3800USD〜で取引が決まることが多いです。国内で手に入れようと考えた場合、未鑑定品でも50万円〜、鑑定品でMSグレードが付いているなら60万円〜は覚悟しといた方がいいと思います!非常に美しいコインですね!
この他のレーゲンスブルクの都市景観コインもかなり高額で発行枚数がたったの数百枚しかない都市景観銀貨も多数存在します。銀貨だけでもコンプリートが難しいですが金貨はさらに難しいです。続いては都市景観金貨について見ていきたいと思います。
レーゲンスブルク都市景観金貨
レーゲンスブルクの都市景観金貨は銀貨同様非常に美しく世界的に人気の高いコインとなっています。1ダカット金貨だけでも都市景観金貨は約8種類もあり非常にバラエティに飛んでおり美しいです。今回は清水の舞台から飛び降りなくても私のような庶民でも購入を検討できる都市景観金貨について見てみたいと思います。
ND(1742-45) レーゲンスブルク ダカット金貨です。
グレードは準未使用-未使用クラスです。発行枚数が僅か714枚しか無く現存数はいったい何枚になるのでしょうか!?都市景観ダカット金貨に共通ですがカナリ希少なコインばかりです(笑)
KM#303、FR#2515となっており、カタログ価格はXFで3750USD、プロビデンスの目でしょうか!?何とも象徴的な金貨です。実勢価格は5500USD(未鑑定AU-UNC)程度となっており、カタログ価格よりか若干高額で取引されるようです。国内ですと同一品でも70万円〜100万円程度での取引になると思われます!ギリギリ庶民でも買うことができる金額かも知れませんね
さて、最後にオークションのレーゲンスブルクコインを見ていきたいと思います!
オークションのレーゲンスブルクコイン
逸品 1745-65年 ドイツ レーゲンスブルク 都市景観 ダカット金貨
ドイツ レーゲンスブルク 都市景観 ターラー 銀貨1754 NGC AU
レーゲンスブルクのダカット金貨は素晴らしいですね!!意味は無いかもしれませんがカタログ価格は2750USDとなっております。MS61というグレードを考えてもカタログ価格で買えることはまず無いと思います。このレベルの金貨はそうそう出回りませんので価格査定は非常に難しいですがコインコレクターの一人として日本でどれくらいの価格がつくか楽しみです(^^)
今回の記事がコインコレクションの参考になりましたら幸いです!
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