こんにちはコインワールドです。今回はペルーの100ソル金貨について書いていきたいと思います。
ペルーとは
ペルーは13世紀からインカ帝国が栄えていたが1527年にフランシスコピサロ(1470-1541)の制服が開始され32年には完全に全土を制圧されました。そしてペルーと上ペルー(ボリビア)は貴金属が豊富だったことで、スペイン植民地に置ける貨幣製造の中心となりました。
ペルーにおける貨幣製造は1568年に開始され、フェリペ2世の名を記した8レアル銀貨が年号無し(ND)では行されました。こうした初期のコインは、いずれも粗雑なできであり、本格的な円形となったのは1752年以降です。銀貨にスペイン王の肖像が登場したのは1772年以降でしたが、金貨では1751年から既に描かれていました。
その後、1822年にペルー共和国が成立すると独立後は35-39年まで北ペルーと南ペルーに別れ独自のコインを発行していましたがこれ以外の期間はペルー共和国として数多くの銀貨、金貨が発行されました。その中でも1950年-1970年にかけて発行された100ソル金貨は重量46.8gと非常に大型で近年のコインの中でも非常に人気があります。今回はそんな100ソル金貨について詳しく見ていきます!
ソルとは
ソルについては過去に記事で紹介した気もしますが今回こちらの記事でも言及したいと思います。ソルの語源は太陽とされており、またラテン語のSOLIDUS(厚い)が語源だともされています。確かに100金貨は厚みがありますね!当初のソルは金貨でしたがルイ11世の時代には銀貨となってしまいました。1ソル、50ソル、100ソルなどペルーのコインの裏面にはオリーブと月桂樹の中にペルーの国章の盾が描かれています。三分割の盾の左上には国を代表する動物であるビクーニャが描かれ、盾の右上には国花であるキナ、 盾の下部には豊穣の角から溢れだす金貨が描かれています。
100ソル金貨の国内相場と国際相場
100ソル金貨は1950年-1970年まで発行されており、カタログ価格はUNCで2450USD程度になります(発行枚数が100枚強の1952年、1958年はカタログ価格が高くなっています)
国内では1966年のMS66の金貨が65万円、1951年のMS62の金貨が約33万円、1961年のMS63の金貨が約26万円などで取引されています。
海外では各種手数料などを加味した金額として1954年のMS64が35万円程度、1969年のUNC(details)が30万円程度で取引されており、国内相場と海外相場を比べますと殆ど差がないか国内の方が安く購入できる場合も多いように感じます。無理して海外で購入する必要は無いかもしれませんね!
最後に現在、国内オークションに出ている希少な金貨について見てみたいと思います!
現在オークションに出ているレア金貨
1,517枚!1865年 フランス ナポレオン3世 有冠 100フラン 金貨
神聖ローマ帝国 1700年 ラムダカット 金貨 クリッぺ NGC MS62
NGC AU55 大英帝国 George III 1 Sov. 金貨 1820
準未使用 1911年 イタリア王国建国50周年記念 50リレ金貨 極希少
今回の記事がコインコレクションの参考になりましたら幸いです!!
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