今回はイギリス、ヤングヘッドのソブリン金貨(シールドタイプ)について書きたいと思います。
1853年 ビクトリア ヤングヘッド ソブリン金貨です。
ビクトリア肖像の右下、首のあたりにwilliam wyonの製作を示すwwが陰刻されています。
ヤングヘッドのソブリン金貨は刻印が無い物と刻印がある物がありますが、どちらが値段が高いと言った事は無く年代によって価格が様々です。カタログ上はKM#736.1と736.2 736.3に別れており、KM#736.3が最もカタログ価格が高く15500USDとなってます。ヤングヘッドビクトリアのリボンの形状が少し異なるようです!
右がKM#736.3で左がKM#736.1です。”カタログにはリボンのラインが追加されている”と書かれており確かに良く見るとリボンのラインが異なりますね!!これだけでカタログ価格が10倍以上異なるとは驚きです!!
ヤングヘッドのコインは銀貨、金貨によって髪型やリボンの形状が多少異なります。今回は詳細の記載は割愛しますが、お手元にヤングヘッドのクラウン銀貨、フローリン銀貨、シリング銀貨、ソブリン金貨、5ポンド金貨があるようでしたら見比べてみるのも面白いです(^^)
上記はヤングヘッドクラウン銀貨です!状態は極美品程度でしょうか!?トーンが綺麗ですがヘアラインや傷が目立ちそこまで綺麗な銀貨ではないですね:(
さてソブリン金貨と髪型やリボンを見比べて見ると判ると思いますが髪型やリボンの形状が若干異なりますね!!だからどうした!!と言われてしまえばそれだけなのですが、同じヤングヘッドでも微妙な違いがある所など当時の匠のこだわりを感じるしだいです。
KM#736.1〜KM#736.3すべてに共通ですが重量は7.98gとなっています。ソブリン金貨は英領も含めこの重量で作られているのが殆どですね!
さて肝心のカタログ価格は1838〜1872年のKM#736.1の品がUnc(未使用)で1275USD〜2100USD(1838年、1839年、1843/2を除く)となっています。またKM#736.2の1863年〜1873年はUncで600USD〜825USDと低めに記載されてます。
ただ、カタログ価格上は736.1と736.3に2倍以上の価格差がありますが実際の取引価格としては前者がもう少し低めの1000USD〜、後者が800USD〜で取引されています。高い時は2000USDとか3000USDで売買される事もあるようです。
具体的に1860年のNGC鑑定済みMS61の品は1年以上前の段階ですが850USDで取引されていました!手数料や輸入消費税、送料などを加味すると国内での相場としては最低でも10万円は超えると思います。ヤングヘッドのソブリン金貨はどの年代だとしてもMS60を超えていて10万円前後ならば現在の相場環境を考えれば買いでしょう!
ちなみに当店のオークションでもヤングヘッドのソブリン金貨(豪州)を出していますので興味があったらお越し下さいw
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