本日はビクトリアのクラウン銀貨(ヤングヘッド、ジュビリーヘッド、オールドヘッド、ゴシッククラウン)について書いて行きたいと思います。
まずはヤングヘッドから
1844年 ビクトリア ヤングヘッド クラウン銀貨です。
ヤングヘッドのミントステイトは1844年、1845年、1847年に発行がありそれぞれ発行枚数は94,000枚、159,000枚、141,000枚となっています。カタログ価格は発行枚数の最も少ない1844年のもので5250USD発行枚数の最も多い1845年の物で5625USDとなっており発行枚数の最も多い年のコインがカタログ価格上は最も高くなっています。
KM#741で重量は28.27gですので比較的大きな銀貨です。コインの片面には若かりし頃のビクトリアの肖像がが描かれており同一年代に発行されたハーフクラウンの肖像に比べ少し丸みを帯びた顔をしています。
もう片面は1887年以降のクラウン銀貨と異なりシールドが描かれています。
プルーフもあり1839年、1844年、1845年、1847年に発行されています。カタログ上の価格は1847年の代表作ゴシッククラウン銀貨より高くなっており、実際にも市場で見かける事はかなり少ないです。
実際の取引価格はプルーフのヤングヘッドは30000USD〜(300万円〜)となっており手数料その他を加味しても国内で手に入る価格としては500万円程度になると思われます。う〜ん!レクサスが買えますねw
ミントステイトは価格がいっきに落ち、取引価格としてはMS60以上のもので3000〜10000USD程度となっております。
1847年 ビクトリア ゴシック クラウン銀貨です。
こちらにつきましては詳細をゴシックビクトリアのコインで書かせて頂きましたのでそちらをご覧ください。
さて続いて
1887年 ビクトリア ジュビリーヘッド クラウン銀貨です。
こちらはビクトリアのクラウン銀貨の中で最も目にする機会が多い銀貨ではないでしょうか!?
1887年〜1892年まで発行がありカタログ価格は270USD〜700USDとなっております。
1887年の銀貨の実際の取引価格としてはMS63の鑑定品のコインは450USD程度となっております。日本で手に入れるとなると6〜8万円程度になってしまうかもしれません。カタログ価格が最も高い1892年のコインですとMS64で900USD程度と2倍ほどの価格差があります。
プルーフもありカタログ価格は1650USDとなっていますがその希少性(発行枚数1084枚)や人気から価格も上昇傾向にあり2000〜6500USD程度で取引されております。
最後にオールドヘッドを紹介したいと思います。
1893年 オールドヘッド クラウン銀貨です。
オールドヘッドのクラウン銀貨は1893年〜1900年に発行されました!カタログ価格はジュビリーヘッドより高く500USD〜1235USDとなっております。発行枚数の割には状態の良い物が市場に出にくい印象を受けるコインです。
KM#783 重量は他のクラウン銀貨同様28.27gとなっております。
実際の取引価格も様々で300USD〜1000USD程度とMSなどのグレードもですがトーンの有無等で値段が数倍変わる事も多々あります。他のコインでも同様の事が言えますが同一年代、同一グレードでもトーンの綺麗さや銀としての輝きで数倍も値段が変わってしまうのでなかなかカタログ価格が参考になりにくい側面があります。人気のコインはカタログはあまりあてにしない方が良いですよ!
こちらもプルーフがあり発行枚数は1312枚、カタログ価格は1800USDとなっています。
プルーフはトーンが入った方が高く取引される傾向があり、さらにトーンの形状によって値段も様々です。実際の取引価格は3000USD程度でしょうか!?国内で手に入れようと思ったら50万円程度になるかもしれません。レインボートーンの非常に綺麗なコインですね!
すべてプルーフでのビクトリアシリーズ等はまだ私も見た事がありませんので是非挑戦して頂けたら幸いですw私もいつの日か挑戦したいと思います(^^)
当店オークションでも色々なコインを取り扱っていますのでご興味がありましたらお越し下さい(^^)/
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