こんにちはコインワールドです。今回は昭和に発行された昭和天皇御在位60年記念10万円金貨金貨(拾万円金貨)の市場価値や予想買取価格、おすすめ買取査定業者について見て行きたいと思います。なお、こちらの10万円金貨は当時、3点セット(10万円硬貨、1万円硬貨、5百円硬貨)でも販売されました。
昭和天皇在位60年記念10万円金貨
昭和天皇御在位60年記念10万円金貨です。昭和61年(1986年)に1000万枚、昭和62年(1987年)に87.6万枚(プルーフとして12.4万枚)発行されています。発行枚数の多さから現在ではアンティークとしての価値は乏しいです。もし、アンティークとしての価値を求めるならば発行枚数が最も少ない昭和62年のプルーフ10万円金貨がオススメです。
Y#92で重量は20g、カタログ価格は昭和61年、62年が完全未使用で1250USD(15万円)、62年のプルーフが1350USD(16.2万円)となっていますが、現在(2017年5月)の為替レートを加味しますとカタログ価格より安い値段で取引される事が多いです。
国内での実勢価格(市場価格)としては額面価格(10万円)+1~2万円程度で取引されており、MS65以上(完全未使用)の状態の良いコインだとしても12万円程度が限度のようです。また、海外での実績としては昭和61年のMS65のコインが2011年に1300USD(15.6万円)で取引されており現在の為替レートで考えますと国内より海外の方が高額で売買される傾向が高いように感じます
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨の市場価格一覧
昭和61年と昭和62年に発行された天皇陛下御在位60拾万円金貨の市場価格は下記のようになっており、買取り業者に査定したもらった場合の予想買取価格は8〜9.5万円前後でしょう!プルーフの場合は少し高額で市場価格11.5万円〜12万円程度、買取価格9〜10.5万円となっています(下記は2017年の取引データです)。
販売業者の所在 | 市場価格 | 予想買取価格 |
---|---|---|
兵庫県 | 105000円+消費税 | 85000~96000円 |
東京都 | 104000円+消費税 | 85000~96000円 |
大阪府 | 106500円+消費税 | 85000~96000円 |
在位60年記念10万円金貨3点セットの市場価格一覧
10万円金貨は当時、1枚の単体以外に上記のように3点セットでも販売されました(オリジナルケースは当時販売した業者によって異なります)。3点セットの金貨以外の硬貨は昭和61年と昭和62年に発行された1万円銀貨と500円白銅貨です。
1万円銀貨はY#91、重量20g、銀品位0.999、直径35mm、発行枚数1000万枚となっており、カタログ価格は150USD(約1.7万円)ですが実勢価格は額面価格と同一の10000円から11000円程度で市場にて売買されています。
500円白銅貨はY#90、重量13g、直径30mm、発行枚数5000万枚となっており、カタログ価格は12USD(約1400円)ですが額面価格と同一の500円程度で市場にて売買されています。
3点セットで売った場合の市場価格は下記のようになっており、予想買取価格は9万円〜11万円程度でしょう!価格の推移を見てみると全般的に価格は下落傾向にあり、2012年や2013年頃に比べると1万円〜2万円、価格が下落しています。
販売業者の所在 | 市場価格 | 予想買取価格 |
---|---|---|
大分県 | 120000円+消費税 | 98000~110000円 |
静岡県 | 118000円+消費税 | 96000~110000円 |
宮城県 | 115000円+消費税 | 93000~110000円 |
在位60年記念金貨は新しい古銭ということもあり骨董としての価値はあまり高くありません。また、プルーフ以外では発行枚数が多いことから価値の上昇は期待しにくいです。今回の記事が10万円金貨の買取・査定や古銭コレクションの参考になりましたら幸いです。
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